削減したコストを原資に
高度化、高付加価値化を図る
ジェンパクトのアプローチは、ノンコア業務のCoS化によって利益を捻出し、それをCoEでの付加価値創出や成長のための投資へと振り向けることができる。DXの不確実性を低下させ、安心してチャレンジできるモデルといえそうです。
私たちはセルフファンディングと言っているのですが、まずコストを削減し、それを原資として、高度化や付加価値創出を図りましょうと提案しています。
たとえば、コストが10億円かかっていた業務は、5億円でオペレーションできるように当社が支援します。仮に実現できなければ、「フィーはいただきません」とコミットします。確実にコスト削減を進めることで、新たな投資ができるわけです。
プロセス主導型変革やDXの成功に重要なポイントは何ですか。
一つはトップマネジメントのコミットメントだと思います。改革には現場の力が不可欠です。現場の人たちと一緒に細かい部分を改革・改善をしていくことも多いため、どうしても現場任せになりがちなのですが、それだと大きな効果は見込めませんし、途中で頓挫してしまうことも多いと思います。
やはり、トップがみずから旗振り役となって現場をリードしたり、間違った方向に進みそうな時はすぐに軌道修正したりすることが必要です。
雇用の問題やシステムの問題があるため、業務の切り分け、集約化、効率化がなかなか進まないという時代も、かつてはあったと思います。しかし、そうした問題を解消できるような環境、ツールがすでにあります。それらも広義のDXとするなら、十分に成果を出せるDXが可能な環境が整っています。
ですから、トップがしっかりとコミットして、変革の中身をよく理解し、推進していくことが、成功には必要だと思います。真の成果につながるDXをぜひ目指していただきたいと思います。
ジェンパクト株式会社
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