独自開発の「M-マッチングシステム」を活用し、過剰在庫を抱える会社と必要在庫を望む会社をITで結ぶマッチングワールド。創業以来、B to Bで販路を拡大してきたが、昨年リアル店舗を秋葉原に出店。メーカーと消費者を“つなげる(=マッチング)”機能を充実させている。

 ITを活用してゲームやおもちゃなどの在庫マッチングサービスを展開するマッチングワールド。これまではオンラインが主戦場だったが、2021年11月に、初めてのリアル店舗、「まちキャラ秋葉原店」をオープンした。コンセプトは、「“まち”のエンタメホビーショップ」。店内には、非デジタル商品である多種多様なフィギュア、ゲームソフト、アニメ関連グッズや書籍、文具などが所狭しと並んでいる。

メーカーと消費者を
つなげるリアル店舗

 もともと「まちキャラ」は、ゲームやアニメのキャラクターグッズを販売するため、同社が「Yahoo! ショッピング」に出店したECサイトの名称だ。

秋葉原エリアで、非デジタル商品の新たなリアル接点づくりに挑戦マッチングワールド
阿曽雅道顧問

 そのリアル店舗をオープンした理由を、同社の阿曽雅道顧問はこう説明する。

「近年、ゲーム・ホビーなどのコンテンツ業界はオンライン化が加速し、コンテンツメーカーは新作を消費者に直接見せる場所を失いつつあります。私たちはこれまで、B to B主体でマッチングを行ってきましたが、こうした状況を何とかしたいという気持ちがありました。ならば業界への恩返しのためにも、自分たちでリアル店舗を造り、メーカーと消費者をつなげる機能を持つべきだと考えたのです。デジタル化やオンライン化がどれだけ進んでも、実際に手に入れる商品がリアルである限り、店舗の役割がなくなることはありません。リアルだからこそ伝えられるものがある。そう考えて『まちキャラ秋葉原店』を立ち上げたのです」

秋葉原エリアで、非デジタル商品の新たなリアル接点づくりに挑戦(左)多種多様なホビー商品がびっしりと展示されている「まちキャラ秋葉原店」の店内
(右)路面店の訴求力を最大限に活かす「まちキャラ秋葉原店」の外観

 同店舗は、非デジタル商品を主体とした商品構成で、中古買い取り販売は行わない。また価格競争による差別化はせず、あくまでも好立地を生かした独自の企画で特徴化を図る。オープン初日からコアユーザーが多数訪れた。品ぞろえは、その時々の売れ筋を見定めながら行っており、現在は「ガンプラ」が人気で、客入りは好調だという。