17万人を分析して分かった、年平均48.2冊を読破する「トップ5%社員」の読書術とは? クロスリバー 越川慎司代表取締役社長

ビジネスパーソンの行動データをAI分析したところ、企業で高い成績を上げる上位5%の社員、いわゆる「トップ5%社員たち」は年間で平均48.2冊の本を読むということが分かった。インターネット上に情報があふれる時代に、なぜデキるビジネスパーソンは本を重視するのか。どうやって効率的に読書をしているのか。その理由を探る。

95%社員の読書量は悲しくも年間2.2冊
読書量を増やすコツとは?

 2017年に働き方改革の支援会社であるクロスリバーを設立した越川慎司氏。これまでに17万3000人のビジネスパーソンのデータをAI分析し、800社以上の業務改善、会議改革や事業開発を支援してきた。そうして分かった「トップ5%社員」に共通する習慣や行動をまとめた著書は、シリーズ累計19万部突破のベストセラーとなっている。

 同シリーズの1冊、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)によると、トップ5%社員は年間平均48.2冊の本を読んでいるという。およそ週1冊のペースだ。

 逆に残り95%社員の読書量は年間平均2.2冊で、ほとんど読書をしていない。なぜなのか。

「仕事が忙しくて本を読む時間がない、というのは分かりやすい説明です。でもトップ5%社員も仕事が忙しいはずなのに、彼ら・彼女らはたくさん本を読んでいる。それは“時間を生み出す”ことができるからです」と越川氏は語る。

 ネット時代においてもトップ5%社員は読書を重要なインプット源として挙げている。なぜ読書を重要視するのか。どうやって時間を生み出しているのか。次のページではトップ5%社員の読書術から、読書量を増やすヒントを探る。