入社1年目の一般的な研修スケジュールは、新入社員研修を終えた後、3カ月目から半年目まで配属先工場で担当製品の生産業務の研修を受け、半年目以降は先輩社員とペアやチームとなりOJTを受ける。ここで担当の案件を持って開発業務に携わるわけだ。
求める人物像は「真摯(しんし)である」「未知の世界に踏み出す勇気がある」「親切である」。配属先は機械的に決まるのではなく、「本人の資質などを総合的に判断して、最もパフォーマンスを発揮できる配属先に決める」(庄野社長)。
「楽しくなければ仕事ではない」と庄野社長は言う。仕事に対して真摯さを欠いてよいという意味ではなく、「お客さまの問題解決を楽しむこと。お客さまの喜びを自身の喜びとすること。その達成感を楽しむ」という意味だ。同社はそうした言葉に共感できる人材を求めている。
面接の温かい雰囲気が
入社の決め手
中興化成工業 宇都宮開発部
岡本真柚子氏(入社1年目)
農業大学で高分子系材料を扱う研究をしていました。そんな関係で、できれば就職しても同じ研究を続けたいと思い、調べていくうちに中興化成工業を知りました。入社面接は型通りではなくとても温かい雰囲気が感じられ、この会社に入りたいと思いました。宇都宮開発部に配属されると地元(東京)を離れることになるのですが、両親には「ここで働きたい」という自分の思いを伝えたところ快く応援してくれました。所属している開発部は生産や営業などいろいろな部署の皆さんと関わりを持って仕事を進めていくのですが、どの部門の人も話しやすい雰囲気です。社内制度は「バースデーギフト制度」を利用しました。母にお米を贈ったらとても喜んでもらえて私もうれしくなりました。
総合力の高い人材を
目指す
中興化成工業 松浦開発部
水﨑弘章氏(入社6年目)
大学では機能物質化学科で化学を専攻していたので、化学系の会社に絞って探していたとき、「世界のふっ素屋」という当社のキーワードが目に留まりました。興味を持って深掘りしたところ幅広い業界に製品を提供していて、不況にも強い安定した会社だということが分かり入社を決めました。開発という仕事には正解がなく、行き詰まることもあるのですが、そこを抜けて問題を解決して、お客さまに「いいじゃないか」と評価していただいたときはやりがいを感じます。部署を超えて質問できる風通しの良い社風にも助けられています。長期的な目標としては、営業やマーケティングといったいろいろな部門で経験値を蓄積して、多方面で活躍できる総合力の高い人材になりたいと思っています。
中興化成工業株式会社
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