“AIにはできない仕事”で
共に課題の解決を
「22年度は社長の交代や東京本社の移転、新たな中期経営計画の開始と、当社にとって変化の年でした。全社員がパーパス/ミッション/バリューを共有し、これまで以上に変化を受け入れる。今後は、この方向性を維持してスピードを上げることに取り組みます。ギアを上げて“シフトチェンジ”するイメージですね」(永井社長)
“シフトチェンジ”によるJSOLの変化の加速には幾つもの局面がある。その中でも特に注目すべきは、現場への権限委譲の強化、そして高度なコンサルティング領域の拡大という2点だ。
クライアントを取り巻く環境の変化は速度を増しており、ITサービスにおいては重要な判断を現場レベルでスピーディーに下さなければならない局面がさらに増えている。それを可能にする権限規定の見直しを続けていく考えを、永井社長は示している。
また、クライアントの抱える課題を聞き出してソリューションを提案・提供するという従来型のサービスに加え、まだ顕在化していない課題を一緒に見つけ出すところから始める高度なコンサルティングの必要性も高まっている。「お客さまの成長に伴走するだけでなく、お客さまと共に新しい価値を生み出していく“共創”が求められている」(永井社長)。
現場での迅速な判断や、共創のベースとなるコンサルティングは、今後AIがどんなに進化してもなくならない仕事だ。そこで主役となるのは、やはり人。
永井社長は語る。
「当社にお迎えしたいのは、志を持って主体的、能動的に動ける人。ITのプロになるための教育や経験は当社で提供できます。その上で、一つのチームとなって、お客さまの課題を解決し、それを通じて社会課題の解決までを実現させる。そういう取り組みを、ぜひ一緒にしていきたいと考えています」
ながい・けんじ
1968年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。在学中は上水道システムを専攻し、研究で用いたシミュレーションやARPANET(インターネットの前身)でITの可能性を痛感し、90年、NTTデータに入社。公共システム事業本部、ベトナム赴任などを経て2020年、執行役員・技術革新統括本部購買部長、執行役員・中国総代表(中国・台湾法人の会長兼務)。21年、中国・アジア太平洋地域ヘッド。22年6月より現職。
1968年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。在学中は上水道システムを専攻し、研究で用いたシミュレーションやARPANET(インターネットの前身)でITの可能性を痛感し、90年、NTTデータに入社。公共システム事業本部、ベトナム赴任などを経て2020年、執行役員・技術革新統括本部購買部長、執行役員・中国総代表(中国・台湾法人の会長兼務)。21年、中国・アジア太平洋地域ヘッド。22年6月より現職。
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東京本社 〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-5 九段会館テラス
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E-mail:shinsotsu@jsol.co.jp
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