この機動力とネットワーク力は、災害時にも真価を発揮する。アクティオは、東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨など、甚大な被害をもたらした数々の災害で、被災地に建機や資材をいち早く届け、インフラ復旧や被災者支援に取り組んできた。
「私自身、大阪勤務時代の1995年に阪神・淡路大震災を経験し、交通網が寸断される中、必死で建機や発電機を手配して復旧活動に取り組みました。私たちは大量の建機や資材を保有し、いつでも動かせるよう整備していますから、災害時でもスピーディーに動けます。以来、各地で災害が起きるたびに支援に駆け付けてノウハウを蓄積し、今では368もの自治体と災害協定を結ぶまでになりました(2023年9月末時点)」(小沼社長)
家族のようなチームで
やりがいを持って働ける
現在のアクティオはグループ会社も含めると9000人以上の従業員を抱える大組織だが、社員の誰もが「アットホームで家族的な社風」と口をそろえる。その背景を聞くと、「イメージだけでなく、本当に家族が多いんです」と小沼社長は笑う。親子で在籍する社員が15組いるのをはじめ、兄弟や夫婦で働き続けているケースも多いのだ。
社員やその家族が交流する社内行事も充実しており、例えば社員旅行は家族連れの参加もOK。千葉県木更津市の海岸を清掃する「ビーチクリーン活動」や、山梨県の「アクティオの森」の森林整備活動のような社会貢献活動にも多くの家族が参加して、和気あいあいとした雰囲気だ。
加えて小沼社長は「働き方の可能性の広さも、家族に入社を勧めたくなる理由の一つではないでしょうか」と話す。
「私たちの仕事はモノを貸すだけではありません。顧客の課題を解決するために、メーカーのような技術開発や商品企画もすれば、コンサルのようなソリューション提案もする。ルート営業もいれば整備のスペシャリストもいる。そして、技術進歩とともに取り組める領域はどんどん広がっています。レンサルティングⓇの未来には、個人の資質を生かしたキャリアを築く上でも無限の可能性が広がっているのがアクティオです」