米テスラの「サイバートラック」は、財務面ではプラスにならない。ならばブランド面に多大なメリットをもたらさなければ困るだろう。
テスラは予定より2年遅れとなる現地時間11月30日午後、テキサス州オースティンでついにピックアップトラック第1号の出荷を開始。約4年前に「モデルY」を発売して以来の新製品が金銭面でも始動した。だが、少なくとも2024年にはテスラがサイバートラックで稼げないことはすでに分かっている。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は10月、キャッシュフローに大きく貢献するところまで生産台数を増やすには1年半かかるかもしれないと語っていた。