トーマツは会計士127人減
売り上げは15%増を達成

 1位は5981万円の東海会計社だった。同法人は2期前から会計士の数を16人から18人へと2人しか増やしていないにもかかわらず、2年連続で前年比22%増収となっている。

 2位はPwC Japanで5678.4万円となった。同法人は当期売上高に占める非監査証明業務の割合が46.9%と大きい。一般的に、コンサルティングなどの非監査証明業務は、監査証明業務よりも効率が良く稼ぐことができると言われている。それが数字に表れている。

 3位のトーマツは理想的な結果を出したと言えるだろう。2期前から会計士を127人減らし、売上高を15%伸ばしている。会計士1人当たり売上高は4060.2万円から4893.6万円と大幅に向上させている。

 一方で、トップ20の中には、4位赤坂、6位UHY東京、9位太陽、18位ハイビスカスと、過去2年以内に業務改善命令を受けた監査法人がランクインしている。

 太陽は、自らのキャパシティーを超えて監査クライアントを引き受け、財務諸表の虚偽記載を見逃すことになった。日本公認会計士協会や公認会計士・監査審査会では、引き受けている監査クライアントの規模が、会計士の数や監査法人内の体制に見合っているかを重点的に検査しているとされる。

 そのため、「会計士の数の割に売上高が大きく、効率が良すぎて目立つと目を付けられる」(大手監査法人の会計士)という。業務改善命令を受けた4法人が上位に来るのは、その証左だろう。

 監査法人にとって重要なのは、良過ぎず悪過ぎもしない、ちょうどよい経営効率なのかもしれない。

 Key Visual by Noriyo Shinoda, Graphic:Daddy‘s Home

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