最大の特徴はアクセスの良さ
羽田空港まで20分弱 

高輪ゲートウェイ駅に直結する次世代型MICE施設。好アクセスの立地特性を生かして、MICEのイノベーションを図る!JR東日本 マーケティング本部 まちづくり部門 品川ユニット(MICE・国際連携)
久保田基義マネージャー

「『TAKANAWA GATEWAY CITY』自体が世界に新たなイノベーションを発信する場所であり、Convention Centerはその核となる施設です。日本はもとより世界から人々が集まり、新しい経済や産業、文化などを生み出していく次世代型のMICE施設と位置付けています。すでに海外からの関心も高く、国際会議などを積極的に受注していきたいと考えています」

 そう語るのは、JR東日本マーケティング本部まちづくり部門品川ユニット(MICE・国際連携)の久保田基義マネージャーだ。

 最大の特徴はアクセスの良さにある。高輪ゲートウェイ駅は、世界中の都市を結ぶ国際空港や新幹線への交通が至便(東京国際空港〈羽田空港〉まで20分弱)、都内主要駅への移動も便利だ。また施設周辺には大型商業施設や文化施設、ラグジュアリーホテル(JW Marriott Hotel Tokyo)などが配置され、MICEの参加者は24時間快適で充実した時間を過ごすことができるのだ。また、駅から広がる空間には、緑や水辺など息抜きができる環境も整えられる。Convention Centerに隣接する観光案内所では、アフターMICEの旅行情報も提供される。

高輪ゲートウェイ駅に直結する次世代型MICE施設。好アクセスの立地特性を生かして、MICEのイノベーションを図る!JR東日本 マーケティング本部 まちづくり部門 品川ユニット(MICE・国際連携)
三宅量子

「もう一つの特徴は“街ごとMICE”を実現できること。例えば、駅から施設に向かう道中に、広告媒体として視覚的なデジタルサイネージやフラッグなどを活用し、駅前広場のイベントなどと連動させることで、統一した世界観を創り出すことができます。JR東日本が単独で臨む複合開発プロジェクトだからこそ、駅と街が一体となった取り組みが可能になる。クローズドになりがちなMICEですが、まち全体を活用してもらうことで、より積極的な情報発信が可能になり、MICE開催の価値が高まると考えています」

 そう説明するのは、JR東日本マーケティング本部まちづくり部門品川ユニット(MICE・国際連携)の三宅量子氏だ。

 Convention Centerでは、国内外の会議や講演会、展示会や見本市などのイベント誘致を予定している。オンラインが普及している時代だからこそ、これからのMICEにはリアルで開催することで得られる視覚的な楽しみや、その場にいるからこそ得られる高揚感などを創り出すことが求められる。“街ごとMICE”の試みはその象徴となるはずだ。