各業種のリーダーが
JSOLを選ぶ理由

 この新規領域への進出や既存事業の深化の鍵は、テクノロジー企業という同社のもう一つの“顔”だ。同社はERP(基幹業務システム)に強いシステムインテグレーターとしてトータルソリューションに定評がある。ERPの世界的プロバイダーである独SAPからはパートナーとしての功績を高く評価され、「SAP AWARD OF EXCELLENCE」をこれまでに28回、受賞している。

 これに加えて、ものづくりや製薬、放送・出版といった特定の事業活動に特化したソリューションに強いことでも知られる。技術力の高さと知見の広さ・深さは、TBSホールディングスがグループ全体を対象にした会計システムを、トヨタ自動車が衝撃・構造解析ソフトウエアAnsys LS-DYNAを、JSOLから導入したといった数々の実績からも分かる。

 JSOLがクライアントとの間で長期的な信頼関係を維持できている点も、テクノロジー企業としての実力を裏打ちする。売り上げトップ50社のうち取引年数が3年以上のクライアントの比率を示す「パートナーシップ継続率」が同社では84%と高い。その理由は、永井社長によると次のようなものだ。

「市場の変化に対応するため新たなテクノロジーやサービスを必要とするお客さまが増えています。当社は既存技術の向上に加え、新技術についても開発や対応に積極的に取り組んでいるので、引き続きソリューションを提供できるのです」