総合建築事業と総合人材サービス事業、二つの事業ドメインの掛け合わせで、多彩な事業を創出するハンズホールディングス。「人は何にでもなれる」を理念に間口の広い採用活動を実施。トップクラスの海外人材の採用や障がい者スポーツの支援にも力を入れている。

「人は何にでもなれる」。「空間」×「人」で事業を無限大に創出ハンズホールディングス
徳村有聡 代表取締役社長兼グループCEO

 ハンズホールディングスの企業コンセプトは、“「空間」×「人」=∞(無限大)の事業創出”。「空間」は総合建築事業、「人」は総合人材サービス事業を意味する。この二つの事業ドメインを掛け合わせることで、多様な事業領域を“無限大”に創出している。

 同ホールディングスが強みとするのは、内装工事、電気工事、空調工事をはじめ、造作家具などを含めてグループ内で内製できることだ。

 総合建築事業を担う「チョウエイハンズ」が得意とするのは、ロードサイドの商業施設の開発と施工。全国展開するクライアントの出店をサポートする形で事業の範囲を拡大している。最近ではデベロッパー事業も開始し、自社開発の所有物件も増やしている。

「人は何にでもなれる」。「空間」×「人」で事業を無限大に創出「木」の構造材を採用したデベロッパー事業の「ハンズフォレスト」シリーズ。2024年6月には埼玉県和光市に「ハンズフォレスト和光」が完成した

「デベロッパー案件は、“ハンズフォレスト”というブランド名でシリーズ化していく予定です。今年6月には埼玉県和光市に『ハンズフォレスト和光』をオープン。日本では珍しい木造建築の商業施設で、テナントには医療機関や調剤薬局などが入っています。2023年7月には岐阜県と“岐阜県木の国・山の国県産材利用促進協定”を締結。“木”の構造材を積極的に採用しながら、地球環境へ配慮した商業施設造りを推進していこうと考えています」と同社の徳村有聡社長は語る。