「モノを届け、
ものがたりをつなぐ」
山本社長が先代から事業を受け継いだのは3年前。社長就任以降、受発注を一元化するECサイトの活用の推進や、見積もりを集約する基幹システムの改修に力を入れるなど、業務の効率化や生産性の向上を図り、社内の改革プロジェクトを推進している。
「建設費の高騰もあり、今後首都圏での着工件数は減少するとみています。そのため、建築現場中心の現在の売り上げ構成比を変えたいという思いがあります。現在積極的に、土木現場や設備事業者への営業を強めています。取扱商品も職人向けの商材など、建設資材以外のモノにも手を広げていきたいと考えています」
現在、社内で改革プロジェクトチームを組成。5年後の創業100周年に向けて経営理念の見直しを行い、ミッション・ビジョンの構築を行った。考案されたミッションは「モノを届け、ものがたりをつなぐ」。
「建設現場では、日々工事が進捗し、その中でさまざまな出来事が起こります。われわれは、現場での出来事、お困りごとに迅速かつ丁寧に対応する中でお客さまと信頼関係を築いてきました。その過程をものがたりとして捉え、お客さまと築いたものがたりをつなぎ続けていくことを使命としています」