社員に求める
三つのマインド
では、藤良社長はどのような人材を求めているのか。「全産業がお客さまなので、どのような人材にも活躍できる場を提供できる」と門戸を広く開いているが、「マインドとしては三つ持っていてほしい」という。「まずチャレンジ精神のある人。やらないよりやって失敗した方がいいと思える人に来てほしい。次に物事を自分ごととして考えられる人。人ごとと捉えたのでは挑戦はできません。三つ目は自分の困ったをみんなの困ったにできる人。当社には相談すれば必ず周囲が助けてくれる社風があります」。
入社時に機械の知識がなくても困ることはない。入社後の3カ月間は「新卒研修」でビジネスマナーや業界知識、商品知識などの基本を学ぶ。その後はOJTやフォローアップ研修などを行いながら、業務を学び独り立ちする。
人事制度としては、業務に特化した人材を育成する「専門職」のキャリアラインや、若手であっても上位職責へ挑戦できる制度、働くエリアを選択する制度なども導入済み。
また、同社だけのユニークな制度──公私の区別を明確にするためのビジネスネーム制度と、お互いを役職ではなく「さん付け」で呼び合うさんさん運動は、自由にものが言える職場をつくっている。
レンタルは時代が求める成長産業。その中心に「レンタルのニッケン」がいる。
「やらずに腐るよりやって
失敗」精神を貴ぶ社風
レンタルのニッケン
デジタル戦略企画部
宋 次朗 部長(入社22年目)
(本名:前川育永)
「世の中にない機械は自社で造って貸し出す姿勢が面白い」と感じてレンタルのニッケンに入社を決めたと振り返る宋次朗部長。工場勤務から営業に転じ、入社14年で営業所長に抜てきされた。
2023年、本社のデジタル戦略企画部部長に昇進。「お客さまと社員の生産性を上げるためにDXを推進する部署です。コアなサービスの一つがスマホやパソコンで24時間、機械の注文・返却予約、機材の管理などができる『オンラインレンタル』というアプリ。お客さまに評価していただいたときはやりがいを感じます」。
営業所時代は「従来の仕事のやり方に疑問を持ち、やらずに腐るよりやって失敗した方がいい」と挑戦して売り上げを伸ばした。そして今、「デジタルを活用して、機械のレンタル体験を高度化させて、お客さまから頼られる会社になりたい」。宋部長の挑戦は続く。
やる気さえあれば責任ある
仕事を任せてくれる
レンタルのニッケン
EX部兼 プラント部 石油化学チーム
鞍留 杏(くらとめ あん) 主任(入社11年目)
(本名:森 千紘)
機械が好き、工場が好きという鞍留杏主任がレンタルのニッケンを選んだのは、「売って終わりではなくお客さまと長いお付き合いができるし、メーカーにとらわれずに最良の商品を提案できるからです」。
水島、倉敷営業所を経て入社4年目で本社のプラント部へ。「ここではアウトソーシングのご提案など“コト売り”の経験を積みました」。現在はEX部にも所属し、顧客の脱炭素の取り組みを4本柱で支援している。「それはカーボンニュートラルに向けて、①CO2の可視化、②ディーゼルエンジン向けの軽油代替燃料への対応、③脱炭素機械の導入と開発、④カーボン・オフセットの取り組みです」。
2022年に育児休業したが同じ部署に復帰し、プラント部とEX部で時短勤務をしている。「男女の隔てなく、やる気があれば責任ある仕事を任せてもらえることが、仕事のやりがいにつながっています」。
株式会社レンタルのニッケン
〒105-7319 東京都港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディング 19階
TEL:03-6775-7820
E-mail:saiyou@rental.co.jp
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