“創造的人生を拓く” 
経営理念の一つに

 平田機工では人材育成について、(1)多様な人材の採用、(2)安心・安全な労働環境、(3)心身の健康、(4)活躍機会と評価制度によるエンゲージメント向上、などを重視している。

人間主導の生産システムを追求。モノづくりを支える生産設備メーカー国内外のモノづくりを支える平田機工の生産ライン

「当社では、人と技術の両方を大切にしています。一人一人の能力を活かし、チームで成果を上げる文化が根付いています。プロジェクトによっては大規模・長期の案件も多く、自社一貫体制のため、後工程の作業性までを考えた連携を重視しています」(森執行役員)

 新入社員は、関東工場(栃木県)や関西工場(滋賀県)の採用社員も熊本の本社で集合研修を行う。新卒採用は毎年50人程度で、約9割はエンジニア。配属先は機械設計と制御設計に大別される。配属後は、現場でのOJTなどを通じて技術を習得していく。顧客と協力しながら解決する中で、社員一人一人の成長が促される。

人間主導の生産システムを追求。モノづくりを支える生産設備メーカーJリーグロアッソ熊本のメインスポンサーを務める

「求める人材は、好奇心がありチャレンジしたい人、自分本位ではなくチームで成し遂げる意識が強い人。特に当社では、新しいことに挑戦する姿勢を重視します。やらなくて終わるよりは、やってみることを奨励。失敗を学びに変えて、次に活かす文化があります」と森執行役員は語る。