人材育成に関しては、各領域で若手を抜てきしていくことに積極的だ。採用で重視するのは、“自分で考え、自分で行動できる”人材であるかどうか。インターンシップでは、営業社員に1日同行し、実際の現場を肌で感じてもらうプログラムを実施している。入社後の働くイメージをつかんでもらうためでもある。

人が育つ
チャレンジの機会を多く
「目指しているのは、“海外で戦える社員”です。そのためには、主体的に情報を集めて整理し、調達や提案までを自力でできる力が必要になります。若手の登用には積極的で、入社2年、3年目での海外駐在や、30代での拠点責任者の登用も行っています。国内でも重要なお客さまを若手に担当させるなど、早くから経験を積めるようにしています。その分大きな責任も伴いますが、チャレンジの機会こそが人を育てると考えています」(井野口本部長)
入社4年目には希望者全員を対象に3カ月間の海外語学研修を実施。グローバルな視野を広げる機会を提供している。
近年は、総合職の女性採用も増えており、新卒採用では2~3割が女性。管理職の育成を強化しており、育児休業や復帰支援などの制度を整え、性別に関係なく活躍できる環境づくりを進めている。現在は3人に1人がワーキングマザーだという。