社風はアットホームで、「社員は家族の一員である」という意識が高く、サッカーや野球、テニス大会といった社内行事をはじめ、定年退職者との会食や定年退職者を招いたパーティーなど、現役社員と定年退職者のつながりも大切にしている。

 2025年度は、中期経営計画「GIC(Global Innovation Challenge)2025」の最終年度だが、定量的な目標はすでに達成した。「次期の中期経営計画では、国内市場の縮小を前提に、海外での成長にさらに注力していく方針です。国内外でバランスを取りながら、直近では経済成長の著しいインド、日系の大型投資が活発な米国に力を入れ、未来の伸び代を海外に求めています」と井野口本部長。 

 世界を舞台に活躍したい若者にとって、チャンスと成長の機会がある会社といえる。

上海ロックダウンの危機管理で顧客から感謝を

幅広い領域で顧客の信頼を獲得。創業350年余の“総合的な専門商社”

岡谷鋼機 貿易本部 第一部
特殊用途鋼板室
呉谷芳香(くれやかおり) 
氏(入社9年目)

 幼少期から海外に憧れを抱き、商社を志望していました。岡谷鋼機は、1人当たりの売り上げ規模が大きく、自分もそうしたダイナミックなビジネスに携わりたいと思い入社しました。入社後は特殊用途鋼板室に配属となり、5年目に上海現地法人に駐在。鋼材の新規開拓やEV電池素材の輸入などに挑戦しました。2022年のコロナ禍での上海ロックダウンでは港湾の機能が止まり供給危機に直面しましたが、迂回輸送などで顧客のラインを支え、感謝の言葉を頂いたのが印象に残っています。現在は東京本店に戻り、台湾やメキシコ向けにステンレス鋼材を輸出しています。社内は風通しが良く意見を尊重してもらえる環境で、オン・オフの切り替えも徹底されています。将来は人々の生活を便利にする製品や技術に携わって、再び海外駐在する際にはマネージャーとして挑戦したいと考えています。

唯一のソリューションの提供でやりがいを感じる

幅広い領域で顧客の信頼を獲得。創業350年余の“総合的な専門商社”

岡谷鋼機 東京本店 メカトロ部 FA室
徳田康平 
氏(入社4年目)

 就職活動では専門商社を軸に考え、岡谷鋼機の多様な領域のビジネスに関われる点に魅力を感じて入社しました。インターン時に社員の方が親身に対応してくださり、その温かさが決め手になりました。現在はメカトロ部FA室で、工場向けの生産設備や自動エンジニアリングを担当、メーカー各社の製品を組み合わせて唯一のソリューションを提供することにやりがいを感じています。工程の上流から関わる分だけ責任も重く、知識を蓄える努力は欠かせません。展示会やメーカーとの対話で業界動向を学び、お客さまと深く議論できるように努めています。大学時代のジムのインストラクターのアルバイトで培ったコミュニケーション力が強みです。当社は若手の裁量が大きく、部署横断で協力できる環境があります。今後はAIや宇宙開発など新規ビジネスへの挑戦や、米国への海外駐在を目指しています。

●問い合わせ先
岡谷鋼機株式会社
本社・名古屋本店 〒460-8666 愛知県名古屋市中区栄2-4-18
東京本店 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
TEL:052-204-8121
E-mail:saiyo1@okaya.co.jp
URL:https://www.okaya.co.jp/