事柄だけでなく規模感を表現する時も、比喩が有効です。これは大きさだけでなく値段、距離など、数値化できるものであれば使うことができます。

 比喩表現でその規模感を示す時に、東京ドーム○個分といった表現をよく見かけます。まさに東京ドームと比較をすることで目の前にあるものの規模感を示す比喩表現です。

 ただし、東京ドームを目にしたことがある人にはその規模を想定することが可能ですが、東京ドームを見たことや行ったことがない人には、意味をなさないものになります。

 比喩表現は、聞いている人が元となる基準がわかるものを用いることが、前提となります。

長ったらしい説明は
公式に変換してみる

 文章でだらだら書かれるよりも、公式を使って表現するだけで、聞き手は興味を持って話を聞いてくれます。

 文章ではなく「□+△=○」のような公式で示されると、文章ではないため、話を聞かざるを得ない状況になります。つまり、公式法は資料を読ませるものから聞かせるものへとシフトさせることが可能なのです。

 公式法で使う記号は、わかりやすいものにしましょう。1枚のスライドを理解するのに時間がかかりすぎるものはNGです。複雑な記号を使ったことで、そのことを考えている間に次のスライドに移動してしまっては意味がありません。

 簡単な+-×くらいの記号であれば、誰もが思考を短い時間で働かせることが可能です。20秒以上かけて考えてしまうと脳がスリープモードに入ります。

 公式は、あくまで単純に、かつ面白いものを考えてみましょう。

図表:公式表を使った提案資料同書より転載

1つのスライドに
使っていい色数は3色まで

 色使いが多いと、スライドの中のどこを見れば良いのか迷ってしまいます。また、モニターなどで表示されると目がチカチカして見づらくなります。