ChatGPT完全攻略 最新・仕事術革命の決定版#2Photo:PIXTA

ChatGPTはあなたの仕事を手伝ってくれる秘書のようなものだ。「自分でも使ってみたい」という人は、まずは自分の仕事をChatGPTに手伝ってもらうと、その便利さを実感するはず。特集『ChatGPT完全攻略 最新・仕事術革命の決定版』の#2では、「ChatGPTがどんなものかよく分からない」という人に向けて、アカウント登録から説明。さらに、ChatGPTを使って「プレゼンテーションの資料作りを手伝ってもらう」「日報を決まった形式で書く」「キャッチコピーを考えさせる」方法を解説しよう。(ITライター 柳谷智宣)

「週刊ダイヤモンド」2023年6月10日・6月17日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

誰でも無料で利用可能、まずは登録!
ChatGPTを使ってみよう

「ChatGPTがどんなものかよく分からない」という人は、とりあえず一回自分でも使ってみることをお勧めする。

 ChatGPTは、OpenAIのサイトにアクセスして「Sign up」をクリックし、メールアドレスなどを入力してユーザー登録をすれば、すぐに使い始められる。月額20ドルの有料プランだと「GPT-4」モデルを利用できる。格段に賢いが、現在は3時間ごとに25回しか利用できない制限がある。基本的にはGPT-3.5を利用し、満足できないときにGPT-4を利用するとよい。

図版3:ChatGPTの基本的な使い方
ChatGPTの基本的な使い方
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 ChatGPTは無料で「GPT-3.5」モデルを利用してAIとチャットできる。その際に入力する質問文や命令文のことを「プロンプト」と呼ぶ。AIに指示する文字列、と考えればいいだろう。より良いアウトプットが欲しい場合などは、プロンプトが重要になる。

 注意点としては、ChatGPTは2021年9月までのデータを基に学習したAIなので、最新情報を聞いても知らない。言葉の後ろに来る可能性の高い言葉をつなげているだけで、言葉の意味を理解しているわけではなく、感情もない。またアウトプットの正確性が担保されておらず、よく間違う。これは肝に銘じておこう。

画像:ChatGPTのiOS版アプリの画像iOS版「ChatGPT」アプリが登場し、iPhoneやiPadで利用できるようになった。Android OS版も今後登場予定だ
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 次ページ以降では、ChatGPTを「秘書」として使いこなす具体的な方法をお伝えする。多くのビジネスパーソンが日頃やっている「プレゼンの資料作り」「日報作成」「キャッチコピー考案」といった業務のお手伝いをChatGPTにしてもらうにはどうしたらいいか。

 プロンプトの具体例を数多くご紹介しながら、「えっ、ここまでラクに?」と驚くほど爆速で仕事が片付くChatGPT使いこなし術をお届けしよう。