決裁者はあなたのどこを見ている?孫正義のプレゼン資料を作ってきた男が教える、スピーチ中の賢い立ち振る舞いとは写真はイメージです Photo:PIXTA

孫正義のプレゼン資料を作ってきた筆者は、スピーチ中に目線を置くべき場所の正解があると語る。そのほか、ボディランゲージや間の取り方、質疑応答で困らないための資料作りまで、決裁者の「イエス」を引き出すプレゼン中の振る舞いを一挙紹介しよう。※本稿は、プレゼンテーションクリエイターの前田鎌利『シンプルだけど、人を動かす77のルール プレゼン力の基本』(日本実業出版社)の一部を抜粋・編集したものです。

提案は3分以内にまとめて
質疑応答に10分かける

 10分以上ひたすら一方的にプレゼンを聞かされるのは苦痛です。手元に資料が配付されている場合は、話を聞かずに資料を読み込んでしまいます。

 決裁のための会議や商談では、そもそも聞き手は知りたいポイントが明確な場合が多いため、短い時間で不安や疑問を解消したいというのが本音です。

 相手の聞きたいポイントをおさえて伝えるためには、質疑応答の準備をしましょう。

 人の集中力は15分程度といわれています。プレゼンも、1提案につき15分程度で意思決定できるように設計すると良いでしょう。案件にもよりますがプレゼンの時間は3分程度。その後質疑応答の時間を10分、そして残り2分で意思決定を行なえるように時間配分するのがおすすめです。

聞かれると嫌な質問は
回答を事前に準備しておく

 質疑応答はしっかり準備しておきましょう。質疑応答の準備とは「相手から想定される質問を考えておくこと」です。

 質問の中には、回答に困らないもの(過去の実績や現状など)と、将来予測やそもそも実施する必然性があるかなど、聞かれたら答えづらいものもあったりします。答えづらい質問は、手元にデータがない場合や成功確率を問われる場合なども想定されます。