「今年こそ毎日勉強しよう」「運動を習慣にしよう」。そう決意したのに、気づけば三日坊主で終わってしまった。そんな経験はないでしょうか。何かを続けるためには、強い意志や忍耐力が必要だと思われがちです。しかし、無理なく続けられる人は、必ずしも特別な意志の強さを持っているわけではありません。では、何を始めても長続きしない人は、何を見落としているのでしょうか。東大卒業後、コロンビア大学でMBAを取得し、日本マクドナルドCMO、Facebook Japan初代社長などを歴任。51歳から司法試験に挑戦し、57歳で合格した岩下充志氏の著書『夢をかなえる 勉強の地図』から、そのヒントを紹介します。
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「何をやっても三日坊主になる」のはなぜ?
「今年こそ、新しいことを始めよう」
「毎日少しずつでも続けよう」
そう決意したのに、気づけばいつもの生活に戻っている。
運動、読書、資格取得、語学の習得……。
始めるときはやる気に満ちていたはずなのに、なぜか長続きしない。
そんな経験がある人は少なくないだろう。
物事を続けるためには、強い意志や忍耐力が必要だと思われがちだ。
しかし、続けることが得意な人は、ただ我慢しているわけではない。
実は、毎日の生活にちょっとした楽しみを組み込んでいる。
東大、コロンビア大学MBAを経て、日本マクドナルドCMO、Facebook Japan初代社長などを歴任し、50代で司法試験にも合格した岩下充志氏は、著書『夢をかなえる 勉強の地図』のなかで、物事を無理なく続けるための工夫を伝えている。
毎日同じことを続けるのは、つまらない
何かを習慣にしようとすると、毎日決まった時間に同じことを繰り返す必要がある。
ところが、これが意外と難しい。
最初の数日は新鮮でも、次第に面倒になってくる。
「今日は疲れたから、明日でいいか」
そう思って一度休んだことをきっかけに、いつの間にかやめてしまう。
こうした問題について、岩下氏は著書のなかで次のように提案している。
新幹線に乗ったら好きな駅弁を食べるように、毎日のルーティンの中に、自分が喜ぶ「ニンジン(報酬)」をあらかじめ用意しておくのです。
たとえば、午後の学習が終わったら、今一番好きなおやつを食べる。午前中のブレイクにお気に入りのコーヒーを丁寧に淹れる。あるいは、好きな動画を観たり、ゲームや音楽で息抜きするのも、良い報酬となるでしょう。
――『夢をかなえる 勉強の地図』より引用
つまり、毎日頑張り続けるために必要なのは、我慢を重ねることではなく、自分が喜ぶ仕掛けを用意することなのだ。
「終わったら好きなことをする」と決めておく
たとえば、こんな方法が考えられる。
朝の作業が終わったら、お気に入りのコーヒーを飲む。
予定していたことをやり終えたら、好きなお菓子を食べる。
一日の目標を達成したら、楽しみにしていた動画を見る。
どれも、特別なご褒美ではない。
しかし、毎日の生活のなかに小さな楽しみがあるだけで、同じことを繰り返す時間の印象は変わってくる。
重要なのは、頑張ったあとに何をするかを、あらかじめ決めておくことだ。
「これが終わったら、あれを楽しもう」
そんな気持ちが、次の一歩を踏み出すきっかけになる。
目標達成までの道のりが長ければ長いほど、我慢だけで乗り切るのは難しくなる。
だからこそ、途中に小さな楽しみを用意しておく。
大きな成果が出るまで、自分を喜ばせることを禁止する必要はない。
三日坊主から抜け出したいなら、まずは今日やることを一つ決めて、それが終わったあとの楽しみも一緒に考えてみてはどうだろうか。






