習近平氏は1年後、指導部を再び大幅に入れ替える見通しだ。すでに同氏は入念な人事の刷新を進めている。中国政府は先週、中国南西部の大都市重慶の元市長で、中国の経済政策分野で重きをなしてきた黄奇帆氏(74)が、規律と法律への重大な違反の疑いで調査を受けていると発表した。これは共産党が汚職を指す際の常とう句だ。このような場合の有罪・処罰の確率は事実上100%だ。この動きは多くの中国政治ウォッチャーを驚かせた。黄氏は長らく「不倒翁」(起き上がりこぼし)、つまり決して倒れない人物として知られてきた。同氏は10年以上に及ぶ派閥抗争を乗り切り、失脚した元重慶市のトップ、薄熙来氏とも近い関係にあった。多くの米国人読者にとって黄氏は、2012年2月に薄氏と対立して成都の米国領事館に逃げ込んだ公安局長を連れ戻すため、同領事館に赴いた人物として知られている。
中国政治の「起き上がりこぼし」失脚 習氏の切迫感の表れか
加速する粛清は政策の実行力を損ね、経済運営における機能麻痺を招いている
特集
あなたにおすすめ






