米国のスティーブ・ウィットコフ和平交渉担当特使が21日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を「人道主義者」と称賛したことはウクライナとその支持者らに衝撃を与えたが、ウィットコフ氏のロシア問題への対応を注視してきた者らには驚きではなかった。世界中で報じられたこの称賛は、米特使のウィットコフ氏にとって方向転換ではない。ドナルド・トランプ米大統領は、ロシアとウクライナの対立を緩和し、ロシアとの経済関係を構築しようと、プーチン氏との関係改善を模索してきた。ウィットコフ氏の発言は、同氏がロシアを訪れ、スティーブン・ハバード氏(74)の解放を確保した後になされたものだ。ハバード氏は米国民で、2022年にロシアが隣国ウクライナに侵攻した直後、東部ウクライナに住んでいたところをロシアに拘束された。米国務省はハバード氏を不当に拘束された人物に認定し、同氏が雇い兵だったとするロシア側の主張を否定している。