米連邦判事は22日、ドナルド・トランプ大統領に対し、英公共放送BBCを相手取った名誉毀損(きそん)訴訟で証言録取に応じるよう命じた。トランプ氏は昨年、2021年1月6日の議事堂襲撃事件前の同氏の演説を編集して取り上げた24年のドキュメンタリー放送を巡り、BBCを提訴した。議事堂へ平和的に行進するよう支持者に呼びかけた発言を除外したとして、同放送局を名誉毀損およびフロリダ州の消費者保護法違反で訴えた。BBCは、この訴訟がフロリダ州の連邦裁判所に誤って提起されたとして、棄却するよう判事に求めている。BBCの弁護団によると、このドキュメンタリーはロンドンで制作され、米国では放送されなかった。また、トランプ氏が群衆を扇動したという誤った印象を与える意図を持ってBBCが同ドキュメンタリーを放送したという同氏の主張には、十分な根拠が示されていないとも述べている。トランプ氏が編集は不当だと述べた後、BBCは撤回を表明し、その編集が「トランプ大統領が直接的に暴力的行動を呼びかけたという誤った印象」を与えたと説明したと、BBCの弁護団は語った。