40代はまさに人生の”はざま”の世代
「40歳を過ぎてやっと俺も管理職になれた。子どもも大きくなってきたし、ますます頑張らなきゃ」
40代は人生において、仕事面でもプライベート面でも充実を迎える時期。会社ではさらなる出世を目指し、家庭ではよき夫・父親として努力している人も少なくないだろう。
しかしその一方で、40代は様々な面で“はざま”に置かれており、たくさんの苦悩を抱えているのも事実だ。1つは人間関係。会社では上司と部下の、プライベートでは母親と妻など家庭内の問題で板挟みになっていないだろうか。
また、「人生80年」と考えれば、まさしく40代は“人生のはざま”。大手化粧品メーカーのマンダムが行った『リアル40代男性の最新意識調査』(2016年)で、「あなたの人生(寿命ではなく人生の到達度)をマラソンに例えると、今どの地点だと思うか」を40代男性に尋ねたところ、平均は「23.2km」で、折り返し地点を少し越えたあたりだった。
そんな“はざま男”の40代男性は、一体どのような思いを抱え、日々を過ごしているのだろうか。同調査をさらに詳しくみると、普段は知ることのできない揺れる男心が見えてきた。
40代は“おじさん”と自覚も
自分の見た目は「実年齢-5.5歳」と評価
調査ではまず40代男性に対して、「40歳になったときどのような気持ちだったか」を尋ねている。75.8%、すなわち4人中3人の男性が「もう40歳だ」ととうとう来てしまった、という気持ちでいるようだ。事実、「おじさんと呼ばれて許容できる年代は?」との問いに「~49歳まで」を選択している人が79.2%もおり、“おじさん”との認識を持っていることもわかった。