大ベストセラー書籍『ジャパン・アズ・ナンバーワン』(1979年)の著者で社会学者のエズラ・ヴォ―ゲル・ハーバード大学名誉教授が12月20日、逝去した。ヴォ―ゲル氏は日本語と中国語を自在に操り、現地の人々と交流し、研究を深めてきた。『ジャパン・アズ・ナンバーワン』は、日米貿易摩擦が激化していた当時、戦後の日本が高度成長を遂げた要因について社会や企業、家庭のありかたを分析した内容で、本来の目的は「米国への戒め・参考になること」だったという。晩年、ヴォ―ゲル教授と親交が深く、共著をまとめた加藤嘉一氏に先生との思い出を寄稿してもらった。
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