流通業界のガリバー、セブン&アイ・ホールディングスが、多角化路線の見直しに動き始めた。これまでは、外部から何度コングロマリットディスカウントを指摘されても「どこ吹く風」だった。しかし、表明済みのそごう・西武の売却検討に限らず、抜本的なポートフォリオ改革を行わねばならないタイミングに、ついに差し掛かった。“セブン解体”を後押ししているのは、二つの「変化の衝撃」だ。

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