ここ数年、「キャリア自律(Career Self-reliance)」という言葉が目立つようになった。コロナ禍や慢性的な労働力不足によって体力をなくした企業は先行きが不透明となり、雇用される側は、仕事のスキルを上げて、エンプロイアビリティ(雇用される能力)を高めなければならない。昨年2022年10月刊行の書籍『個人と組織の未来を創るパラレルキャリア ~「弱い紐帯の強み」に着目して~』の著者・中井弘晃先生(明海大学 総合教育センター/専任講師)は、「キャリア自律を促進する方法のひとつが、人との交流を伴う“学びのパラレルキャリア”の実践」だと論じる。個人と組織の双方にメリットのある「パラレルキャリア」とは何か? 中井先生が教壇に立つ明海大学(千葉県浦安市)のキャンパスで話を聞いた。
続きを読むシニア社員の“パラレルキャリア”が個人と組織にとって大切なのはなぜか?
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