イラスト:ハザマチヒロ
読者の反響が大きかった記事を、一部編集し再配信します。(記事初出時の公開日:2024年4月12日)
「熊に遭遇して南へ10km、東へ10km、北へ10km逃げたら、元の位置に戻ってしまった。さて、熊の色は?」
これは知識や計算はいっさい不要で、「考える力」のみが問われる「論理的思考問題」のひとつ。論理的思考問題はGoogle、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験でも出題されるなど、「地頭力」を試す「知的トレーニング」でもある。
そんな論理的思考問題の傑作を紹介、解説した書籍『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』は、2024年ベストセラーランキング4位(ビジネス書部門・トーハン調べ)となるなど大きな話題に。その第2弾『もっと!! 頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』の発売も決定した。そこでこの記事では、第1弾書籍でとくに人気のある問題を紹介しよう。
やわらかい頭で考えられるか?
水平思考に求められることを一言で言うなら、「発想力」です。
なかなか思いつけないけれど、論理的には正しい正解を導く。
まずはこの問題で、その感覚を体験してみましょう。
「熊の色は?」
ある学者がテントを立てていると、熊があらわれた。
学者はパニックになり、南へ10km、東へ10km、北へ10km走ったところ、テントに戻ってきてしまった。
さて、熊の色は?

イラスト:ハザマチヒロ
次のページで、正解と考え方をお伝えします。



