米国では4~6月期の決算発表が本格化する中、S&P500構成企業の業績はおおむね堅調だ。しかし、マグニフィセント7の増益鈍化や高水準のPER(株価収益率)などから、短期的な株価の上昇余地は限定的とみられる。関税政策の不透明感が残る中で、今後の市場動向と注目セクターを分析すると、選別投資が求められる局面で、金融やディフェンシブ銘柄の相対的優位性が浮かび上がる。

続きを読む