銀行間の国際決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)は7月9日、ブロックチェーン基盤の共有台帳を稼働させ、三菱UFJ銀行を含む世界17行とトークン化預金を使ったクロスボーダー(国際)決済の実証実験を開始したと発表した。世界の銀行を結ぶ既存金融の中核インフラが、ブロックチェーンを自らの基盤に組み込み始めたことになる。SWIFTによるこの動きは、金融資産がどの国の台帳の上で循環するかを奪い合う競争の号砲である。日本の金融機関が出遅れれば、日本で保有される資産を金融仲介に生かす力が失われることになる。

続きを読む