日本の公刊戦史である「戦史叢書」を見ると、ある不可解な事実に気づく。開戦の経緯が、陸軍と海軍で2通り記されているのだ。その背景には、戦中から続く陸軍と海軍の根深い対立があった。戦争の呼称さえ統一できなかった、陸海の抗争の歴史とは?※本稿は、現代史研究家の保阪正康、日本海軍史研究家の戸高一成(高ははしごだか)、現代史家の大木 毅『虚構の昭和史 海軍善玉論、石原莞爾名将論の陥穽』(角川新書)の一部を抜粋・編集したものです。

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