2025.6.11 コメ価格が3倍に高騰!革命前夜の「米騒動」を収めた総理はなぜ殺されたのか いま、SNSでは令和の米騒動と叫ばれている。もちろん、大正7年の米騒動にかけているわけだ。全国各地で群衆が米屋を襲い、軍が出動するほどの混乱に至ったこの社会危機を収めたのが、当時の内閣総理大臣・原敬である。政府主導で食糧流通を整える「…
2025.6.10 戦死者の声が聞こえる……「兵士の幽霊」を生み出したのは誰だったのか 「南方の戦線で全滅したはずの部隊が内地の基地に帰還」「戦死したはずの息子が母親の布団に潜り込んできた」――。こうした戦時下の数々の証言は、荒唐無稽に聞こえるが、筆者にとってはこれこそ戦争のリアルだと言う。※本稿は、保阪正康『戦争と…
2025.6.9 学徒出陣から生還した東京帝大生が70年の沈黙を破り語った言葉 戦局劣勢の日本では、1943年、ついに学徒出陣が行われ、そこで「生還を期せず」と語った東京帝大生・江橋慎四郎は、戦後に「生きているではないか」と猛批判を浴びた。江橋はその後長い間沈黙を保っていたが、93歳にして初めて口を開いた。そこで語…
2025.2.5 「そうですかあ?」上皇陛下の意外なリアクションにヒヤッとした理由 「秩父宮殿下が2.26事件に関与した見解は間違いだと思っています」と話す著者に対して、上皇陛下は腑に落ちない表情を見せられた。昭和史研究の第一人者である故・半藤一利氏と共に、吹上御苑の御所に招かれた著者が、「ほかの宮家に対する天皇家の…
2025.2.4 「私の読んだ本とは違いますね…」上皇陛下が満洲事変の解説に異を唱えたワケ 昭和史研究の第一人者である故・半藤一利氏と著者が、2013年から16年の3年間で6回、天皇、皇后両陛下(現上皇、上皇后)に御所に招かれ、計20時間以上にわたる「雑談」を交わした。公式の場面では絶対に出てこない陛下のお言葉は、昭和、平成の2代…
2025.2.3 そこまで書いちゃうの?「天皇と雑談した男」の記録が面白すぎて引き込まれる! 「保阪君、雲の上の人に会う気はあるか?」と、昭和史研究の第一人者である故・半藤一利氏に声をかけられた著者。これを機に、「2013年から2016年の3年間で6回も、天皇、皇后両陛下(現上皇、上皇后)に御所にお招きいただき、それぞれ数時間にわた…