京華中学・高等学校
中村圭吾校長

 京華中学・高等学校の中村圭吾校長は、「今の時代だからこそ、男子校の存在価値を改めて見つめ直したいと思っています。近年は都内でも、私学の共学化が進み、男子校は数少なくなっていますが、保護者からのニーズは確実にあると感じています」と話す。

 男子校の良さは、周囲の目を気にせずに感情を出し切れること。その分、ぶつかり合いやトラブルもあるが、だからこそ深い友情や強い絆が生まれる。また、好きなことに思い切り打ち込める環境があり、自分の興味・関心をとことん追究しながら、表現力や発信力を身に付けていくことができる。

「本校は先輩・後輩の関係が強いのも特徴で、教員よりも先輩の言葉の方が生徒に響くことがあります。学年を超えたつながりの中で、学びや振る舞いが受け継がれていくのです。私自身が本校のOBで、中高時代を一緒に過ごした友人たちとはいまだに強固な絆があり、年月がたつにつれ、その関係性はかけがえのない貴重なものになっています」(中村校長)

 2024年度から男子校・共学校(京華商業高等学校)・女子校がワンキャンパスとなり、生徒たちの交流も盛んになった。25年度に行った留学生との交流会は、3校の希望者を募って実施したが、26年度も回数を増やしてさらに多くの生徒と留学生が交流し、国際感覚を身に付ける機会を設ける予定だ。

 また、26年度からは、コクヨキャンパスクラウドノートを全学年で導入するなど、学習環境や教育内容の充実を一層図っている。

共感力を高め
自分の世界を輝かせる

 京華女子中学・高等学校の山中秀樹校長は、「本校では共感力を育てること、周囲と協力しながら自分で考えて行動することを重視しています。共感力に基づく人と人との関係性の中でこそ、お互いを認め合い、自分の才能を見つけ出せると考えるからです」と話す。

 その共感力を高めるために、グループワークや豊かな人間性を育む独自の教育プログラムEHD(Education for Human Development)を実践。多彩な総合ゼミ、ボランティアプログラム、キャリアプログラムなどが用意され、集大成となるEHD発表会も組み込まれている。

 26年度からは、「My Keika-Style Choice」というポスターを校内に掲示。例えば「放課後の情熱、どこに注ぐ?」との問いに「A: 部活動で『仲間と高みへ』」「B:講習で『自分を磨く』」など、学校生活にはさまざまな選択肢があることを提示。生徒一人一人が、自分に合った学び方や成長の仕方を選べる環境を整えている。

「女子校の良さは、安心して自分らしく過ごせることや、失敗を恐れず挑戦できることなどがあります。女子だけだからこそ、役割を固定せず、皆で協力して物事に取り組む雰囲気も生まれます。今後も、生徒たちが自分の世界を輝かせられるように、学校全体で支えていきたいと考えています」(山中校長)

委員会やクラブ(吹奏楽部・演劇部)では、男子校と女子校、共学校が一緒に活動する様子が見られる(写真は都大会での演劇部の発表)
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TEL:03-3946-4434
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