有意義な「9カ月プログラム」と
多彩な海外交流
「英語の八雲」といわれるように、八雲学園の英語教育のカリキュラムは充実している。中1で週8時間、中2・中3で週9時間あり、英語力に応じて週4時間のオールイングリッシュの授業がある。目指しているのは、卒業までにCEFR・C1レベルに到達すること。C1レベルとは、論理的な主張や議論を組み立てられる上級レベルの「熟達した言語使用者」で、英検1級に相当するレベルである。
通常の授業に加えて、英語に接する機会を数多く設けているのも特徴で、舞台で課題文を暗唱するレシテーションコンテストや、朗読劇や英語劇をクラスごとに披露する英語祭、伝えたいテーマを英語で発表するスピーチコンテストがある。
海外研修も充実しており、中学英語の総仕上げとして「米国海外研修」がある。中3の全員が2週間、八雲学園の海外研修センターである「八雲レジデンス」に宿泊し、UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)で、TESOL(テソール※)の資格を持つ教員による英語の授業を受ける。
※ Teaching English to Speakers of Other Languagesの略。英語以外を母国語とする人々に英語を教える教育法
姉妹校ケイトスクールとの交流や地元小学校訪問、レストランでのディナーなど、本物の英語や文化に触れる機会も豊富に用意されている。1999年から実施されている八雲独自のプログラムだ。
また、高校生の希望者を対象とした「9カ月プログラム」にも注目したい。3カ月間の米国留学を中心に、事前学習と事後学習を合わせた9カ月にわたるプログラムだ。留学中は、ホームステイをしながら中学の海外研修時と同様にUCSBで授業を受ける。細分化された英語の授業を3カ月間で約270時間受けることで、生徒の英語力はCEFRのB1またはB2レベルに到達するという。
「海外との交流として、イエール大学との交流もあります。同大学のアカペラコーラスグループが毎年来校して、2日間にわたり授業やクラブを通じて交流します。またケイトスクールとの交流では、日本語を学ぶ生徒が八雲生の家庭にホームステイします。本校はラウンドスクエア(国際私立学校連盟)の日本で2番目の加盟校で、さまざまな形で交流や交換留学を行っています」(近藤理事長)
こうした日常的な国際交流の中で、生徒たちは自然と刺激を受け、海外大学に進学した先輩たちから直接話を聞くことで、自分にもできると思い始めるのだ。
