最終的には「人」の力
学校の本質は教師で決まる
八雲学園は、伝統的に保護者と学校側との心の距離が近く、共に子どもを育てていこうという意識が強い。学力だけでなく人間的な成長をじっくりと見守る姿勢があり、きめ細かく面倒見の良い教育が徹底されている。近藤理事長は26年度、これまでやってきたことを丁寧に深めながら、一歩踏み込んだ取り組みを進め、「飛躍の年にしたい」と考えている。
「学校の本質は何かと問われたら、迷わず『教員』だと答えます。制度や設備も重要ですが、最終的に生徒を育てるのは人です。本校の最大の強みは、教員の質と意識の高さにあります。生徒を育てるという行為には、ある種の覚悟が必要です。少なくとも私は、命懸けで教育に向き合っていますし、教員たちも同じ姿勢で日々生徒たちと向き合っています。それが本校の一番の強みだと思っています」
同校はスポーツも盛んで、25年度は、高校空手道部の女子チームが「団体形」で、全国高等学校空手道選抜大会で3年連続の優勝を果たした。
「部員はわずか9人で、スカウトや特別な制度があるわけでもなく、学校生活を大切にしながら競技に打ち込みました。勝利至上主義ではなく、人としての成長を第一に考えて指導を行った結果、3連覇という偉業を達成したのです。こうした教育の在り方を、これからも大切にしていきたいと考えています」と近藤理事長は力強く結んだ。
