神奈川大学附属中・高等学校
横内 敦広報部長
華々しい理系大学合格実績などから、理数教育に強い印象がある神奈川大学附属。一方で、開校当初から英語教育に力点を置いてきていることも見逃せない。
そんな同校が、次なる時代を見据えて、英語教育を一層深化させるための大胆な改革を、2027年度からスタートさせる。
改革を進める英語科の横内敦教諭は「世界が激しく変わる中で、未来を切り開く真の“グローバル力”を身に付けてほしい。そのために、私たちが持つリソースを最大限に生かしながら、英語教育を強化していきます」と、思いを語る。
まずは、入試の一部を変更。2月1日の第1回入試と帰国生入試において、英語外部試験の成果を入試の得点に換算できる制度(J_DES)を導入。第1回入試では、国・算は全員受験。そのうち国語の点数と英語の換算得点を比較し、高い方を採用して合否を判定する。「英語力を正当に評価し、4教科以外にも努力を積み重ねてきた生徒に門戸を開きました」(横内教諭)。
帰国生と英語上級者を対象とした取り出し授業も中1・中2で開始。さらに、中1~高1の全生徒を対象としてCLIL(クリル。内容言語統合型学習)スタイルの授業を導入する。
「グローバル社会では視野を広く持つことが求められますが、最も大切なのは、自分という軸をしっかり持つことです。CLILの手法を活用し、英語で自分を深掘りし、世界とつながり、世界の中でたくましく生きる力を育成していきたい」と横内教諭は語る。
同校は、これまでもさまざまな海外研修や海外大学との提携など、生徒のグローバルな挑戦をサポートしてきた。今回の改革で、より多くの生徒が世界を視座に置いた人財として成長することを期している。
つまずきを見逃さず
学校完結で向上させる
大学附属校でありながら同校は、東大をはじめ国公立大学、早慶上理などの難関私立大学に例年100人超えの合格者を出す進学校の顔を持つ。それを支えるのは日々の地道な学習だ。英語・数学は、少人数授業や勉強会で小まめにフォロー。校舎1棟を丸ごと自習室として活用する「放課後自習室学習支援プログラム」では、先輩の大学(院)生のサポートを受けながら自習できる仕組みも完備している。“学校完結型”と称される通り、塾なしでも高みを目指せる環境が整う。
また、生徒が、自分の課題や希望を教員と保護者を前にプレゼンする「生徒が主役の三者面談(SSS)」というユニークな面談も行われている。「生徒は、面談のたびに自己分析をすることになるので、課題や解決策を見つける力が自然と身に付き、その過程で学びへの主体性も生まれてきます」と横内教諭はその効果を語る。
こうして「自分で考え、判断し、行動する」という、現代社会に不可欠な芯の通った強さを、神奈川大学附属の生徒たちは、学校生活の中で体得していく。
神奈川大学附属中・高等学校
〒226-0014 神奈川県横浜市緑区台村町800
TEL:045-934-6211
URL:https://www.fhs.kanagawa-u.ac.jp/
