住宅ローン借り換え比較ランキング[2017年]
2017年8月9日公開(2017年8月23日更新)
ザイ・オンライン編集部

【2017年8月最新版】
住宅ローン金利動向を、借り換えのプロが解説!
17銀行の金利を比較して、お得なローンを探そう!

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 2017年8月の住宅ローンの金利は、10年超の固定金利でわずかですが金利を上げる金融機関が続出しました。歴史的な低金利状態に変化の兆しがあるのでしょうか。借り換えを中心に、主要17銀行・金融機関の動きを見ていきましょう。(住宅ローンアドバイザー 淡河範明)

 金融市場についてみると、2017年7月の債券市場は、欧米の金利動向に振り回され、0.06%~0.10%のレンジで上下しました。欧米の金利上昇の思惑などから、国内金利が上昇し、10年国債も0.1%近辺になりましたが、日銀が金利上昇をけん制したため、動きは止まりました。それでも先月の金利水準からはわずかながら上昇しています。

 このような動きを受けてか、住宅ローンは、金利を下げる金融機関はほとんどなく、金利を少しだけ上げる金融機関が増えました。

 以下は金利が低い、主要銀行の金利推移です。

■主要銀行の住宅ローン金利推移 (借り換え)
赤字は2016年7月以降における最低金利。変動金利は住信SBIネット銀行「当初引き下げプラン」、5年固定はイオン銀行「住宅ローン金利プラン(定率型)」、10年固定はりそな銀行「WEB申込限定・当初型」、35年固定はみずほ銀行「全期間固定プラン・ネット」
年月 変動金利 5年固定 10年固定 35年固定
2016年7月 0.497% 0.800% 0.400% 1.350%
8月 0.497% 0.800% 0.350% 1.290%
9月 0.497% 0.800% 0.450% 1.350%
10月 0.497% 0.800% 0.450% 1.070%
11月 0.497% 0.800% 0.450% 1.020%
12月 0.497% 0.800% 0.550% 1.110%
2017年1月 0.447% 0.850% 0.500% 1.150%
2月 0.447% 0.850% 0.500% 1.150%
3月 0.447% 0.800% 0.550% 1.110%
4月 0.447% 0.800% 0.550% 1.200%
5月 0.447% 0.800% 0.600% 1.130%
6月 0.444% 0.800% 0.650% 1.150%
7月 0.444% 0.800% 0.650% 1.180%
2017年8月 0.444% 0.800% 0.700% 1.180%

 過去1年間の金利動向を見ると、変動金利、5年固定金利は今なお、過去最低の水準を保っています。10年固定金利、35年固定金利については、昨年夏の水準には及ばないものの、やはり過去最低水準に近い低金利となっています。

 では、金利タイプ(変動金利、10年固定、35年固定)別に、諸費用などを加味した「実質金利」ベースで本当に割安な、住宅ローンの顔ぶれを見ていきましょう。

 なお、今月から計算の前提を一部変更し、「借り換え」については「新規借入」よりも借入額を少なくし、借入期間も短縮しました。借り換えの借入金額は2500万円(従来は3000万円)、借入期間は30年(従来は35年)としました。

「変動金利」は住信SBIネット銀行が1位
りそな銀行が表面金利の最安値で勝負をかける

 「変動金利」は、ほとんどの金融機関が金利を変更していません。変動金利で調査対象の16社中2社が金利を下げ、金利を上げた金融機関はありませんでした。ランキングは、諸費用についても加味している「実質金利」が低い順に並べています。

【2017年8月最新版】競争が激しく、過去最低水準!
◆「変動金利」住宅ローン金利ランキング(借り換え)

※借入金額2500万円、借入期間30年、上位のみ表示
順位
(前月)
銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆住信SBIネット銀行 <通期引下げプラン 頭金20%以上 変動金利>
⇒公式サイトはこちら!
0.593%
全疾病保障付き
0.444% 0円 借入額×2.16%
住信SBIネット銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
1位 ◆SBIマネープラザ <MR.住宅ローンREAL 頭金20%以上 変動金利>
⇒公式サイトはこちら!
0.593%
8疾病保障付き
0.444% 0円 借入額×2.16%
SBIマネープラザの住宅ローンの公式サイトはこちら
3位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)変動金利>
0.596% 0.507% 0円 32.4万円
4位 ◆りそな銀行 <全期間型(WEB申し込み限定プラン)変動金利>
0.598% 0.440% 0円 借入額×2.16%+3.24万円
関連記事はこちら>> 「変動」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
「変動」住宅ローン金利ランキング(新規借入)

 今月は、借入の条件を変更したため、住信SBIネット銀行、SBIマネープラザが実質金利で1位となりました。前月1位だった楽天銀行は3位に落ちました。

 楽天銀行は、融資事務手数料が32.4万円と定額なため、借入金額が大きければ実質金利にはよい影響が出るのですが、借入金額が下がると融資事務手数料が定率の金融機関のほうが有利になります。また、借入期間を短縮すると、低金利の商品のメリットは減り、高い金利の商品のデメリットが減ることになります。つまり楽天銀行にとって、前提の変更はプラス面もマイナス面もあったのですが、今回は借入金額の影響の方が、借入期間の影響よりも大きくなったため、楽天銀行の順位が後退したのです。

 なお今月、表面金利を下げた銀行は、三井住友信託銀行、りそな銀行です。

 注目は4位のりそな銀行で、借り換えのみ金利を下げてきました。しかも、表面金利は先月の0.497%から0.440%へと最も低い金利をつけたのです。10年固定の借り換えで圧倒的な地位を維持してきたりそな銀行が、変動金利で今後どんな“戦い”を仕掛けてくるのか、目が離せません。

 ■住信SBIネット銀行の住宅ローンの概要
 金利 ⇒「住信SBIネット銀行」詳細ページを見る
 無料団信の保障範囲  死亡・高度障害+全疾病+ガン診断給付金特約(女性限定)
 オプション保険(保険料)  なし
 事務手数料(税込)  借入額×2.16%
 保証料(税込)  0円
【ポイント】
住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行の銀行代理業者として「ネット専用住宅ローン」の契約締結を行っている。ネット銀行の強みを生かし、変動金利や35年固定金利は業界トップクラスの低金利を実現している。加えて、全疾病保障を無料で付帯しているのも魅力的だ。
住信SBIネット銀行の公式サイトはこちら

【関連記事はこちら!】
[住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]
変動金利・固定金利ともに低い金利水準!保証料や繰上返済だけでなく、全疾病保障も無料

「10年固定」は金利を上げる銀行続出
金利を下げたりそな銀行が不動の1位

 「10年固定金利」は、今月も大きな動きがありました。16社中、金利を上げた金融機関は11社、金利を下げた金融機関は3社でした。

【2017年8月最新版】銀行が最も重視する主戦場で、思わぬ低金利商品も!
◆「10年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額2500万円、借り入れ期間30年、上位のみ表示
順位
(前月)
銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆りそな銀行 <WEB限定借換ローン(当初型)10年固定>
⇒詳細ページはこちら!
0.747% 0.700% 0円 借入額×2.16%+3.24万円
2位 ◆みずほ銀行 <最後まで変わらずおトク!(ネット) 10年固定>
0.871% 0.825% 借入額×1.91% ※1 3.24万円
3位 ◆イオン銀行 <当初固定金利プラン 10年固定>
⇒公式サイトはこちら!
0.876% 0.690% 0円 借入額×2.16%
イオン銀行住宅ローンの公式サイトはこちら
※表面金利が1位の住宅ローン(10年固定)

◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
⇒公式サイトはこちら!
実質金利12位
1.150%
表面金利1位
0.590%
0円 借入額×2.16%
じぶん銀行住宅ローンの公式サイトはこちら
関連記事はこちら>> 「10年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
「10年固定」住宅ローン金利ランキング(新規借入)

 10年固定は今月も激戦区です。金利を上げた金融機関が圧倒的に多く、混戦模様です。表面金利を上げた銀行は、みずほ銀行、ソニー銀行、楽天銀行、三菱UFJ信託銀行、カブドットコム証券、三井住友信託銀行、三菱東京UFJ銀行、じぶん銀行、三井住友銀行、SBIマネープラザとなります。

 一方で、表面金利を下げた銀行は、三井住友信託銀行、りそな銀行、新生銀行です。

 りそな銀行は、計算条件を変えても、不動の1位を保っています。なお、りそな銀行は、借り換えの方が、より低い金利を提示しています。金融機関は、10年固定にお客様を引き寄せようとしていることがよく分かるでしょう。

 ■りそな銀行の住宅ローンの概要
 金利 ⇒「りそな銀行」詳細ページを見る
 無料団信の保障範囲  死亡・高度障害
 オプション保険(保険料)  ・7大リスク対応「団信革命」(金利+0.3%)
 ・3大疾病(金利+0.25%)
 事務手数料(税込)  借入額×2.16%+3.24万円
 保証料(税込)  0円
【ポイント】
大手銀行の一角で住宅ローンの獲得に積極的な姿勢を見せる。10年固定金利は諸費用を含めた実質金利でも非常に金利が低い。金利0.3%を上乗せで、16の特定状態・所定の要介護状態を保障する、他行には見られない新しいタイプの団体信用生命保険・「団信革命」を提供。特に借り換えに力を入れており、新規借入より金利・諸費用が安くお得だ。

【関連記事はこちら!】
[りそな銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]
変動・10年固定のWEB限定商品は低金利!団信はオプションで病気・けがの7大リスクに対応

「35年固定」も金利を上げる銀行続出
三井住友信託銀行が1位に浮上

 「35年固定金利」は、フラット35を取り扱う5社が、金利を上げました。その他の銀行・金融機関は、10社中8社が金利を上げ、金利を下げたのは0社でした。

【2017年8月最新版】低金利の今が、長期金利への借り換えチャンス!
◆「35年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額2500万円、借り入れ期間30年、団信加入で計算(上位のみ、詳細な条件は表組の下に記載)
順位
(前月)
銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料 (税込)
事務手数料 (税込)
団信保険料
1位 ◆三井住友信託銀行 <当初期間金利引下げ 30年固定>
1.246% 1.100% 0円
借入額×0.972%
融資残高×年0.358%
2位 ◆みずほ銀行 <長期固定プラン ネット 30年固定>
1.326% 1.180% 借入額×1.91% ※1
3.24万円
0円
3位 ◆住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 30年固定>
1.385%
全疾病保障付き
1.310% 0円
借入額×2.16%
0円
住信SBIネット銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
関連記事はこちら>> 「35年固定」住宅ローン金利(借り換え)ランキング
「35年固定」住宅ローン金利(新規借入)ランキング
※実質金利は、借入金額2500万円、借り入れ期間30年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。固定期間終了後は変動金利を選択(現在の水準が継続と仮定)。実質金利の計算法はこちら諸費用は、事務手数料等、保証料、団体信用生命保険料(フラット35のみ対象。融資残高×0.358%を毎年支払う)とする。主要17金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各金融機関の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の協力で作成。※1 返済期間30年の場合

 今月から借入期間を30年と短くしたことで、これまでランキングの対象でなかった30年固定金利がランクインしてきました。

 表面金利を上げたのはフラット35のほか、ソニー銀行、三菱UFJ信託銀行、じぶん銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、新生銀行、SBIマネープラザとなっています。引き上げなかった三井住友信託銀行が1位に浮上しました。

 そもそも「フラット35」は、準公的金融機関の住宅ローンであるため、長期固定金利をとても安く提供できるのです。借り換えの場合には、新規借入のような優遇制度はないとはいえ、フラット35よりも安い金利を設定している銀行は勇気があるといってよいでしょう。

 それが、勇気ではなく暴走なのか、今、その答えを知ることはできませんが、少なくとも住宅ローン事業に責任を持って取り組んでいることは確かです。

 7月以降、世界的に長期金利が上昇しています。その流れに反して、日本だけが長期金利を抑え込もうとしています。景気停滞懸念から米国の長期金利は停滞を続けていますが、9月に向けて、また上昇する可能性も高まっています。果たして、日本の低金利状態はいつまで続くのか。外部環境を注意深く見ていく必要があります。

【2017年の金利動向はこちら!】
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