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週刊・上杉隆

記者の怒りに火をつけた小沢民主党代表会見の拙劣

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第4回】 2007年11月7日
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 記者たちは怒っていた。日曜日の午後、彼らの多くは久しぶりの休日を過ごしていた。

 千葉のゴルフ場で仲間とラウンド中の者、六本木の映画館で新作を鑑賞中の者、久しぶりの美容院で順番を待っている者――。

 いずれも、人騒がせなひとりの政治家の緊急記者会見のおかげで、すべての予定を中断し、仕事に引き戻されている。

 ただ、こうしたことは、記者を生業としていればよくあることだ。またその政治家、つまり小沢一郎にとっても、決して珍しいことではない。

 とはいえ、肝心の記者会見は、あまりにお粗末に過ぎた。組織のトップの辞任会見としては最低限の水準にすら到達していない。むしろ、考えうる“最低”の要素をふんだんに含んでいる。本当に小沢代表にリーダーの資格はあるのだろうか? 大いに、そして改めて考えさせられる内容であった。

小沢氏辞任会見の
戦術ミスは3つある

 小沢氏と福田首相による「党首会談」は、約1週間にわたって永田町を賑わせた。会談の最後には、自民党と民主党による大連立構想まで飛び出す。結局、小沢代表の辞意表明と、今夕(7日)開催予定の再会見での撤回と続き、騒動はひとまず幕を閉じようとしている。

 筆者もこの原稿を書いている時点(7日未明)まで、小沢代表を筆頭とする民主党幹部への取材に明け暮れた。現時点では、小沢氏が、今夕の記者会見にどう臨み、どう乗り越えようとしているのかは不明だ。ただ、日曜日の会見の後遺症が決して小さくないことは明らかだ。党首会談、および小沢辞任の真相は、「週刊文春」(木曜日発売)に記したのでそちらに譲る。本エントリーでは、失敗例が顕著である小沢氏の記者会見を徹底検証してみることにする。

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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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