上杉 隆

上杉 隆

(株)NO BORDER代表取締役
株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』
第19回
新しい日本人たちへの決起を促した石原慎太郎氏の都知事辞任と国政復帰宣言
上杉 隆
相変わらず見事なタイミングだった。きのう、石原慎太郎都知事は知事辞任を表明、国政復帰と新党結成を宣言した。緊急記者会見は80歳とは思えない力強さに満ちていた。ただ、その姿をMXテレビの画面で見て私が最初に感じたことは、「大変だな、石原さんも」というのが率直なところだった。
新しい日本人たちへの決起を促した石原慎太郎氏の都知事辞任と国政復帰宣言
第16回
放射能事故の実態をめぐる報道でようやく変わり始めた日本の空気感
上杉 隆
福島の放射能事故の実態については初めから隠蔽の連続だった。それは県民の健康調査についても同じだ。思えば、昨年3月13日、原発からわずか3キロの地点にいたフォトジャーナリストの広河隆一さんと電話で話した時から何一つ変わっていないのだ。
放射能事故の実態をめぐる報道でようやく変わり始めた日本の空気感
第15回
安倍新総裁で早速見えた「後退」自民党は時計の針を戻すのか?
上杉 隆
筆者が『官邸崩壊』を書いてから6年の月日が流れた。当時、戦後最年少の52歳で宰相に就任したのが安倍晋三氏だ。果たして、あの突然の辞任劇から安倍氏は成長したのだろうか? そしてまた「お友だち内閣」とも呼ばれたあの側近たちは変わることはできたのだろうか?
安倍新総裁で早速見えた「後退」自民党は時計の針を戻すのか?
第14回
民主党結党の精神を忘れ変節した代表選候補者は誰か
上杉 隆
民主党代表選はいよいよあす投票を迎える。下馬評では野田佳彦代表(首相)の再選は確実だとされている。仮に民主党の国会議員と地方議員、さらに党員とサポーターが野田代表を再選させることになったら、筆者は残念ながら一つの哀しい結論を下すことになるだろう。
民主党結党の精神を忘れ変節した代表選候補者は誰か
第13回
民主党代表選の哀しい現実
上杉 隆
民主党代表選、日本記者クラブで開かれた「公開討論会」は、あたかも「非公開討論会」とでも名称変更した方がいいようなひどい有様だった。オープンな政治を掲げて産声をあげた民主党だが、政権奪取以降は自民党以上に古い政治体制に成り下がってしまった。
民主党代表選の哀しい現実
第12回
なぜ日本ゴルフ協会は福島のゴルフ場を助けようとしないのか
上杉 隆
美しい自然に恵まれた福島県のゴルフ場は特段に美しい。阿武隈山系の深い緑に囲まれ、場所によっては美しい太平洋を臨むコースはゴルファーにとっての楽園だ。その福島のゴルフ場を悲劇が襲ったのは、2011年3月11日のことだった。
なぜ日本ゴルフ協会は福島のゴルフ場を助けようとしないのか
第11回
山本美香さんの凄さ
上杉 隆
共同通信の取材を受けた。数時間前にシリアでの銃撃戦で死亡したジャーナリストの山本美香さんについてである。「ぼくより彼女を知っている人はたくさんいますよ。ほかのジャーナリストたちにも聞いてくださいよ」こう前置きした上で、彼女の人となりを話すことにした。
山本美香さんの凄さ
第10回
結局何も変わっていない、進歩を止めた日本――靖国神社で迎えた67回目の終戦記念日
上杉 隆
終戦記念日、今年も靖国神社には多くの参拝客が訪れた。67回目の夏、筆者にとっても1999年以来、13回目となる靖国参拝であった。日本を取り巻く環境が俄然、騒々しくなっている中での終戦記念日。だが、靖国神社の風景そのものは、例年とさほど変わらないものだった。
結局何も変わっていない、進歩を止めた日本――靖国神社で迎えた67回目の終戦記念日
第9回
東京電力テレビ会議映像公開の酷さに拍車をかける大手テレビ局の「権利意識」
上杉 隆
東京電力がようやくテレビ会議の映像を公開した。「公開」とは程遠い酷いものだったが、その酷さに拍車をかけているのがメディア報道だ。実は今回の「公開」に際しても、その一端を窺える「事件」が起きている。
東京電力テレビ会議映像公開の酷さに拍車をかける大手テレビ局の「権利意識」
第8回
「メダル」と「絶叫」ばかりが目立つ五輪テレビ報道 オリンピックは多様な価値観のもとで楽しみたい
上杉 隆
「ニッポン、メダルラッシュです!」。テレビ番組では、朝から晩まで、タレントやキャスター、あるいは記者やニュース解説者までもが絶叫している。筆者の性格がひねくれているからなのだろうか、彼らが熱く叫べば叫ぶほど、逆に感動が醒めてしまう。
「メダル」と「絶叫」ばかりが目立つ五輪テレビ報道 オリンピックは多様な価値観のもとで楽しみたい
第7回
消費税論議もまともにできない幼稚なエリート層を持った日本社会の不幸
上杉 隆
日本に帰国して、最初に接したニュースをみて筆者はがっくりきてしまった。文楽をめぐる橋下徹大阪市長と世論との不毛な戦いをみて、いったいこの国のエリート層、とくにマスメディアの幹部たちはどこを向いているのだろうと嘆息してしまったからだ。
消費税論議もまともにできない幼稚なエリート層を持った日本社会の不幸
第6回
4年後、日本の言論空間にテレビ・新聞の居場所はあるか
上杉 隆
きのう、パンダの赤ちゃんが死んだ。なにしろ上野のパンダである。和歌山では何度(12回)も繁殖に成功しているのだが、とにかく今回は東京・上野である。同じ命でも東京生まれのパンダは命の重さが違うのだ。案の定、ニュースでは繰り返しその悲劇を報じている。
4年後、日本の言論空間にテレビ・新聞の居場所はあるか
第5回
消費増税法案、原発再稼働さえ白紙の可能性も 小沢新党が狙う「内閣不信任案提出」
上杉 隆
小沢新党の動向によっては、消費税法案はもちろん、場合によっては原発再稼働などの政策さえも白紙に戻るほどの大波乱がやってくるかもしれない。それを前提にすれば小沢氏の狙いは明らかだ。その大きな賭けに打って出た彼の狙いは「内閣不信任案の提出」に尽きる。
消費増税法案、原発再稼働さえ白紙の可能性も 小沢新党が狙う「内閣不信任案提出」
第4回
国民注視のなか露呈した野田総理の「記者会見崩壊」
上杉 隆
火曜日、消費税法案が衆議院を通過した。その直後に行われた首相会見、その内容を聞いて、筆者は途方に暮れている。長年、国会、とりわけ官邸を取材し、メディアの問題について考えてきた筆者からすれば、それらは簡単には看過できないものだ。
国民注視のなか露呈した野田総理の「記者会見崩壊」
第3回
いまさら大々的に報じても完全に手遅れ 朝日新聞一面トップ記事「米情報 避難に生かさず」
上杉 隆
6月18日の朝日新聞の一面トップ記事は、まったくひどいものだった。記事の内容のことを言っているのではない。記事は正しい。問題は、一面トップのそのニュースは一年前に既知のもので、いまさら大々的に報じても完全に手遅れなのである。
いまさら大々的に報じても完全に手遅れ 朝日新聞一面トップ記事「米情報 避難に生かさず」
第2回
日隅一雄さんとの約束
上杉 隆
日隅一雄氏が亡くなった。訃報を受けて、私が最初に心の中でつぶやいた一言は「お疲れさまでした」だった。享年49、あまりに若すぎる死だが、日隅さんの「闘い」を知る者としては、「お疲れ様でした。ゆっくり休んでください」とホッとする気持ちが先に来たのが正直なところだった。
日隅一雄さんとの約束
第1回
AKB選抜総選挙はなぜ盛り上がるのか
上杉 隆
今年もAKB48の選抜総選挙にやってきた。商業イベントとしてのAKB総選挙は成功に違いないが、そこに至るまでにはいくつもの大きな仕掛けが用意され、日本武道館を若者たちで溢れさせるほどの理由を隠している。果たしてAKB総選挙が盛り上がる要素は何か?
AKB選抜総選挙はなぜ盛り上がるのか
第205回・最終回
堕国論 Ⅲ
上杉 隆
あの3月11日、そしてその直後の期間に、首相官邸と大手メディア、非記者クラブジャーナリストらの間で、いったい何が起き、それは日本にどんな影響を残したのか。「週刊・上杉隆」無期限休載前、最後の更新。
堕国論 Ⅲ
第204回
堕国論 Ⅱ
上杉 隆
東京電力福島第一原発の事故は、日本の社会システムの欺瞞、とりわけパワーエリートたちの驕りを、世間に知らしめるきっかけになったようだ。放射能事故における数々の情報隠蔽は、結果、多くの国民を被曝させ、それは食品などを通じて内部被曝という形で現在も進行している。
堕国論 Ⅱ
第203回
堕国論
上杉 隆
「子どもと女性を守ろうとしない国家(政府)は必ず滅びる」。明治の粉ミルクからセシウムが検出されたという共同通信発のニュースは、強烈な無力感を筆者にもたらした。相も変わらずこのニュースも、最初に調査したのは政府やマスメディアではなく、市民団体である。
堕国論
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