中居正広「女性トラブル」を一刀両断、最も無責任な“あり得ない”関係者とは〈2024年度5位〉Photo:VCG/gettyimages

2024年度に「ダイヤモンド・オンライン」で読者の反響が大きかった人気記事ベスト10をお届けします! 第5位はこちらの記事です。(記事初出時の公開日:2025年1月16日)

中居氏と女性とのトラブルで
最もあり得ない対応をとる関係者

 タレントの中居正広氏と女性とのトラブルが週刊誌で報じられ、中居氏自身が事実関係を認めるコメントを発表し、大きな話題となっています。何が起こったかについて、「被害」の内容は詳しく報じられていません。

 被害女性と中居氏は9000万円の解決金で示談交渉を行い、守秘義務を約束しており、またそれを蒸し返すのはセカンドレイプにもあたるという側面があるからです。

(※編集部注:「9000万円」という金額について、女性は1月17日付のNEWSポストセブンの記事で「私はそんなにたくさんのお金は受け取っていないんです」と否定している)

 しかし、私はそれ以上に、この事件との関係性が報じられているフジテレビの対応があり得ないことを、もっと声を大にして糾弾すべきだと考えます。

 まず、事実関係を整理すると、今回の事件報道をリードしている『週刊文春』は、記事中でこの女性を「芸能関係者」としています。一方、他の一部メディアによると、この女性は事件当時、フジテレビに所属していたとされています。

 これらを考え合わせると、文春は現在被害女性がフジテレビ社員ではなく、おそらくはフリーで活動する立場にあるため、あえて「芸能関係者」という呼び方をしていると考えられます。目下、この女性に関するフジテレビ側からの一般に向けた詳しい情報提供はありません。

 こうした状況に鑑み、本稿では、被害女性が事件当時、フジテレビに在籍していたという前提で話を進めることを、お断りしておきます。そうした前提で考えると、足もとのフジテレビの対応にいかに問題があるかが、よくわかります。