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県予選たけなわの高校野球。球児の13年ぶりの減少は野球というスポーツのターニングポイントか

相沢光一 [スポーツライター]
【第112回】 2010年7月20日
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 全国高校野球選手権大会の地方大会(県予選)がたけなわだ。

 18日には沖縄大会の決勝戦が行われ、春の選抜大会の優勝校・興南が甲子園一番乗りを決めた。

 また、口蹄疫が発生した宮崎では防疫のため異例の無観客試合が続いている。野球部員や保護者は消毒を徹底したうえで入場が認められるが、応援団やブラスバンドは入れない。地元の高校野球ファンや応援の練習を続けてきた生徒たちは寂しい思いをしているに違いない。

 選手もシーンと静まり返った球場でプレーするのは練習試合のようで今ひとつ気合が入らないだろう。口蹄疫というやむにやまれぬ事情があるにせよ気の毒である。

 ともあれこの時期、新聞やネットで母校の試合結果をチェックする人は少なくないはずだ。勝ち残っていると、なんとなく気分がよくなり、負けると「あ~あ、ダメだったか」と張り合いを失う。高校野球は多くの人に故郷を思い起こさせる夏の風物詩だ。

 そんな高校野球だが、日本高校野球連盟(高野連)の調査によれば、今年度の全国の高校硬式野球部員数が13年ぶりに減少に転じたそうだ。昨年度の16万9449人から16万8488人になった。961人減ったのである。

 また、加盟校は05年の4253校をピークに減少が始まり、今年度は4115校になった。日本は少子化が進んでおり、それにつれて高校も統廃合が盛んに行われるようになった。硬式野球部の加盟校や部員数が減るのは自然の流れといえる。

野球人気は長期低落傾向
今に至っての部員減はむしろ意外

 だが、加盟校が5年前まで増加を続け、部員数も昨年が史上最多だったというのは、現在の野球事情を考えればむしろ意外である。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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