住宅ローン借り換え比較ランキング[2016年]
2016年8月6日公開(2016年11月8日更新)
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「住宅ローン借り換え比較ランキング[2016年]」

著者・コラム紹介

住宅ローン借り換え比較ランキング[2016年]

ザイ・オンライン編集部

住宅ローン金利の最新動向チェック!【2016年8月】
国債金利下落を受けて、住宅ローンは過去最低水準
競争が激しい「10年固定」は0.4%を下回る!
住宅ローンアドバイザー 淡河範明

 2016年8月の住宅ローンの金利は、過去最低をなお更新中だ! 主要金融機関の「変動」「5年固定」「10年固定」「35年固定」の住宅ローン金利の最新動向(借り換え)について、住宅ローンアドバイザー・淡河範明(おごう のりあき)さんが解説! 金融機関が提示する「表面金利」だけでなく、諸費用などを盛り込んだ「実質金利」で比較することで、最新&本当の住宅ローン市場の姿を丸裸にする!(ザイ・オンライン編集部)

住宅ローン金利は過去最低水準を更新

 日本の住宅ローンの金利は、長期固定型を中心に、過去最低水準を更新しました。

 英国のEU離脱、中国経済の減退懸念、中東情勢不安、IS(イスラム国)や北朝鮮などの安全への脅威など、世界経済への先行き懸念を抱かせる問題が増大しているため、安全資産としての日本国債への資金流入が続いています。日本国債の価格が上昇したため、長期固定金利が下落し、住宅ローン金利も下落しました。

 ただ、7月29日に日銀が追加緩和政策を発表して以降、緩和策に限界があるのではないかとの思惑から、10年国債を中心に金利がやや上昇しました。10年国債の金利上昇は、大半の金融機関が住宅ローン金利を発表した後なので、8月の住宅ローン金利についてはほとんど影響がありませんでした。来月以降に注目です。

変動金利(借り換え)は7月とほぼ同じ

 変動金利(借り換え)は、7月に続いてほとんどの金融機関が金利を変更しませんでした。

 それなのに、楽天銀行は「表面金利」を0.003%引き下げて0.510%としており、その結果、諸費用などを加味した「実質金利」も0.002%下がって、0.574%になりました。実質金利ランキング1位の楽天銀行の金利は、一体、どこまで下がるのでしょうか。

 一方で、表面金利の最低金利は新生銀行の0.4%です。新生銀行は7月からのキャンペーンにより、表面金利が他の金融機関よりも約0.1%も低くなっており、さらに諸費用についても融資手数料5万4000円、保証料0円とかなり安い設定です。

 しかし、新生銀行の実質金利は0.952%と、楽天銀行に0.378%もの差をつけられています。これはひとえに金利優遇制度の違いによるものです。

 新生銀行の金利優遇制度は、期間と残高によって変化するというやや特殊なものです。借り入れ当初の変動金利は0.4%と非常に低いですが、当初の約6カ月が過ぎると、金利情勢が変わらなくても、金利は0.95%になります。

 また、返済が終盤に差し掛かり、借入残高が500万円未満となったら、金利情勢が現在と変わらなくても、1.35%となります。複雑な制度になっている結果として、実質金利ランキングでは14位という評価になりました。

【2016年8月最新版】競争が激しく、過去最低水準の低金利!
◆「変動金利」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)変動金利>
0.574% 0.510% 0円 32.4万円
2位 ◆ARUHI <MR.住宅ローンREAL 変動金利>
⇒公式サイトはこちら!
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
2位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
2位 住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
※表面金利が1位の住宅ローン(変動金利)

◆新生銀行 <変動金利(半年型)タイプ キャンペーン>
⇒公式サイトはこちら!
実質金利14位
0.952%
表面金利1位
0.400%
0円 10.8万円
>>「変動」住宅ローン金利ランキングはこちら!

5年固定(借り換え)は引き下げ余地がほとんどない

 5年固定(借り換え)についても、7月から8月にかけて変化はありません。過去の住宅ローンの表面金利で最も低かったのは2年固定、3年固定で0.3%というものがありました。現在、5年固定も0.35%まで下がったことから、今後、これ以上の引き下げ余地はほとんどないと考えられます。

 固定期間が7年までの住宅ローンの実質金利を計算すると、たいたい楽天銀行にトップになっています。

【2016年8月最新版】10年固定金利のほうが安く、存在感は薄い
◆「5年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)5年固定>
0.632% 0.723% 0円 32.4万円
2位 ◆みずほ銀行 <最後まで変わらずおトク!(ネット) 5年固定>
0.737% 0.625% 借入額×2.06% ※1 3.24万円
3位 ◆イオン銀行 <金利プラン(定率型)5年固定>
⇒公式サイトはこちら!
0.763% 0.800% 0円 借入額×2.16%
※表面金利が1位の住宅ローン(5年固定)

三井住友信託銀行 <当初期間金利引き下げ 5年固定>
実質金利4位
0.788%
表面金利1位
0.350%
0円 10.8万円

10年固定(借り換え)はさらに引き下げ

 10 年固定(借り換え)については、りそな銀行の「WEB限定借り換えローン(当初型)」や、三井住友信託銀行の「当初期間金利引下げ」が、表面金利を0.4%から0.35%に引き下げました。7月に引き続き、実質金利ではりそな銀行の「WEB限定借り換えローン」が断トツトップです。

 りそな銀行の「WEB限定借り換えローン(当初型)」は、固定金利期間終了までの金利優遇幅が2.5%と非常に高いだけでなく、固定金利期間終了後の金利優遇幅も1.906%とライバル金融機関に比べて、非常に有利になっています。発表当初は、りそな銀行の金利設定ミスかとも思いましたが、何カ月も変更しないところを見ると、意図的に金利を安くしていると推測されます。

 コスト面での圧倒的なパフォーマンスは、契約者にとって大変魅力的ではありますが、銀行にとっては、これからの金利動向次第では、採算が取れずにお荷物になってしまう可能性があります。この住宅ローンは他の金融機関との競争という観点だけでなく、将来の金利の変動の読みにおいても、銀行の将来をかけた「勝負商品」なのでしょう。

【2016年8月最新版】競争激化で5年固定よりも金利が低い商品も!
◆「10年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆りそな銀行 <WEB限定借換ローン(当初型)10年固定>
0.594% 0.350% 0円 借入額×2.16%+3.24万円
2位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)10年固定>
0.731% 0.820% 借入額×2.06% ※1 3.24万円
3位 ◆みずほ銀行 <最後まで変わらずおトク!(ネット) 10年固定>
0.743% 0.625% 借入額×2.06% ※1 借入額×2.16%
※表面金利が1位の住宅ローン(10年固定)

◆三井住友信託銀行 <当初期間金利引下げ 10年固定>

0.841%
表面金利同率1位
0.350%
借入額×2.06% ※1 3.24万円
>>「10年固定」住宅ローン金利ランキングはこちら!

35年固定(借り換え)の表面金利は0.90%に引き下げ

 35年固定金利の住宅ローン(借り換え)は、フラット35などを初め、7月よりも小幅ながら金利を下げました。フラット35の最低金利は0.03%下がり、0.90%となりました。他のいくつかの銀行もわずかに金利を下げました。

 実質金利で1位となったのは、ソニー銀行です。ソニー銀行の表面金利は1.004%、実質金利は1.013%と、1%に肉薄しており、是非利用を推奨したい水準ですが、ネット銀行であるため審査がやや厳しい傾向があります。

 また、申込から融資実行まで通常は45日ですが、現在は申し込みが殺到していてもっと時間がかかる可能性が高くなっています。金利が安いというだけでは選択できないことがあるのを知っておいてください。

【2016年8月最新版】低金利の今が、長期金利への借り換えチャンス!
◆「35年固定」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆ソニー銀行 <住宅ローン 20年超>
1.013% 1.004% 0円 4.32万円
2位 ◆三菱東京UFJ銀行 <ずーっと固定金利コース 35年固定>
1.083% 0.950% 借入額×2.06% ※1 3.24万円
3位 住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 35年固定>
1.284% 1.150% 0円 借入額×2.16%
※表面金利が1位の住宅ローン(変動金利)

◆優良住宅ローン <フラット35 20年超>
実質金利5位
1.310%
表面金利同率1位
0.900%
0円 19.8万円
>>「35年固定」住宅ローン金利(借り換え)ランキングはこちら!
※実質金利は、借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。固定期間終了後は変動金利を選択(現在の水準が継続と仮定)。実質金利の計算法はこちら諸費用は、事務手数料等、保証料、団体信用生命保険料(フラット35のみ対象。融資残高×0.358%を毎年支払う)とする。主要15金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各金融機関の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の協力で作成。※1 返済期間35年の場合

 

※【関連記事】最新の住宅ローン金利の動向(2016年11月)はこちら!>>

※【関連記事】過去の住宅ローン金利の動向
・【7月の金利動向】英国のユーロ離脱を引き金に、底が見えない金利低下
「変動」「10年固定」では、ついに「0.4%」も登場はこちら!>>

・【9月の金利動向】10年固定金利、35年固定金利を中心にやや上昇!「一時的な調整」か「転換点」なのか、今後に注目>>
・【10月の金利動向】35年固定は、多くの金融機関が金利を上げる中、金利を引き下げた三菱UFJ信託銀行がトップに!>>

 ◆住宅ローン金利ランキング[借り換え]
住宅ローン「実質金利」ランキング(35年固定)一覧!
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【2016年12月最新版】競争が激しく、過去最低水準の低金利!
◆「変動金利」住宅ローン金利ランキング(借り換え)
※借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入で計算(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)変動金利>
0.571% 0.507% 0円 32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
金利、諸経費が安いだけでなく、固定金利期間終了後に適用される金利も安めで、実質金利で見て競争力が高い。事務手数料は一律32万4000円であり、他のネット銀行の多くが採用する2.16%に比べて安い。また、事前審査の結果は最短で翌日、本審査は3~4日で回答する。店舗に行かず契約が可能
2位 ◆ARUHI <MR.住宅ローンREAL 変動金利 頭金20%以上>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【ARUHIの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関。フラット35の実行件数ナンバー1で、全国の店舗で相談可能。金利設定は低いが、諸経費は2.16~3.24%と比較的高め。8疾病保障特約(保険料別)も付帯できる。事前審査は最短で当日、本審査は最短3営業日のスピード審査が特徴
ARUHIの住宅ローンの公式サイトはこちら
【関連記事】[ARUHIの住宅ローンの金利・手数料は?]「フラット35」の取り扱いシェアは6年連続1位!最高10割まで融資可能、付帯する保険も充実
2位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯。ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短即日回答、契約は最短10日とい短期間での契約が可能だ
じぶん銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
【関連記事】[じぶん銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利は業界トップクラスの低金利!がんになると住宅ローンが半減する団信が無料
2位 住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。通常の団信に加えて、「8疾病保障」を無料で付帯しており、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている
5位 ソニー銀行 <変動セレクト 変動金利>
0.678% 0.549% 0円 借入額×2.16%
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、手数料は借入額の2.16%かかるものの、表面金利が低いので、実質金利でも競争力がある。もう一つの商品である「通常の住宅ローン」は全期間固定と一定期間固定の商品に強みがあり、借り入れ時の金利が低いだけでなく、固定期間終了後の金利も低めに設定されている。全期間固定(20年超)なら、こちらを選ぼう。
ソニー銀行のお申し込みはこちら
【関連記事】[ソニー銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]業界トップクラスの低金利や安い諸経費が人気!来店不要で迅速な対応が売りで、対面相談も可能!
6位 イオン銀行 <金利プラン(定率型) 変動金利>
0.699% 0.570% 0円 借入額×2.16%
【イオン銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
イオンでの買い物が5年間、5%オフになる(買い物額で年間90万円まで)ので、合計で最大22.5万円分のメリットがある。固定期間終了後の金利優遇幅が大きく、実質金利では上位に顔を出す。売買契約金額・工事請負契約金額の105%まで借りられるので、諸経費やリフォーム費用も住宅ローンと一緒に、低い金利で借りられる
イオン銀行の住宅ローンのの公式サイトはこちら
【関連記事】[イオン銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]契約後5年間はイオングループでの買い物5%OFF!8大疾病に2つのガンを追加できる充実の保障特約も
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