【2017年度版】
「1万円の寄付で豚肉3kg以上」をもらえる自治体の数は昨年の2倍に!
「ふるさと納税」でお得に豚肉がもらえる自治体はココだ!
「ふるさと納税」で定番の返礼品と言えば、肉類の中でも比較的に高価な「牛肉」だ。一方で、寄付先の候補が多く、寄付額に対してもらえる量が多い「豚肉」も人気ジャンルの一つ。「ふるさと納税」の返礼品としてもらえる豚肉の量は、毎年増加の一途をたどっており、昨年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」では、上位の18自治体が「1万円の寄付で豚肉3kg以上」という驚異的な還元率だった。
そんな中、2017年4月に、総務省が全国の自治体に向けて「返礼品の価格を寄付額の3割以下に抑えるように」との通知を出した。豚肉の返礼品の還元率も下がってしまうのかと思いきや、今年はさらに競争が激化。前述したように、昨年のランキングでは「1万円の寄付で豚肉3kg以上」の自治体が18カ所だったのに対し、今年のランキングでは36カ所と倍増する結果になったのだ。
さっそく、2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」を発表したいところだが、まずは「ふるさと納税」の仕組みについて改めて説明しておこう。
「ふるさと納税」とは、「納税」と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度のことだ。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば、控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。
※2000円以外が戻ってくる上限額の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税の仕組みと始め方をわかりやすく解説!自己負担額たった2000円だけで返礼品をもらう方法や通信販売並みに便利に使いこなすワザを一挙紹介!
また、以前はサラリーマンであっても、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、現在は、寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている(「ワンストップ特例制度」を利用するためには、マイナンバーの記入と本人確認の書類が必要)。
※「ワンストップ制度」と「確定申告」の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税して確定申告が必要になる人とは?「ワンストップ特例」と「確定申告」の違いやそれぞれの注意点、用意すべき書類をまとめて紹介!
それではいよいよ、「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」を発表しよう。ザイ・オンライン編集部が、豚肉を特典として用意している自治体を調査して、コストパフォーマンスが優れた自治体をランキング化したので、ぜひ、今年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい。
【第1位】1万円の寄付で豚肉4.6kg(抽選制)!
広大な敷地でのびのびと育てた
「椎葉放牧豚」がもらえる「宮崎県椎葉村」!
2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」で第1位に輝いたのは、昨年のランキングでは圏外だった「宮崎県椎葉村(しいばそん)」。
九州山地に囲まれた「椎葉村」は、人口3000人ほどで、岐阜県の「白川郷」と徳島県の「祖谷(いや)」に並んで、「日本三大秘境」の一つに数えられている村だ。
そんな「椎葉村」に1万円の寄付をすると、8人につき1人が当たる“抽選”に参加でき、当選すると「椎葉放牧豚日本一セット(合計4.6kg+加工品)」がもらえる。この特典は、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」限定の特典で、抽選というデメリットもあるが、「豚肉こま切れ4kg+豚ロース400g+豚バラスライス200g」と合計4.6kgもの豚肉に加えて、「お楽しみ加工品」がセットになっているので、お得度は抜群に高い。
もし、抽選ではずれてしまった場合は、同じく椎葉放牧豚の「豚ロース400g+豚バラスライス200g+豚肉こま切れ200g(合計800g)」に加えて、「粗挽きウインナー200g」がセットになった特典がもらえる。抽選で当選した場合は「豚肉4.6kg+加工品」がもらえてお得だが、はずれた場合は「豚肉800g+加工品」と、もらえる豚肉の量はかなり減ってしまうため、確実に多くの量の豚肉をゲットしたいのであれば、2位以下の自治体を選んだほうがいいだろう。
「椎葉村」は、豊かな自然と広大な土地を活かし、全国的にも珍しい「豚の放牧」を実現している村。ストレスフリーな環境で育った「椎葉放牧豚」の肉は、臭みがないうえに、抗生剤などの薬品を使っていないため、安全で高品質な豚肉となっているそうだ。
なお、本記事の最後には「椎葉村」のふるさと納税担当者のインタビューを掲載している。「椎葉村」の現状を赤裸々に語ってもらったので、ぜひ、最後まで読んでほしい。
【第2位】1万円の寄付で豚肉4.2kg!
今回のランキングで実質1位なのは、
「九州産豚肉の小間切れ」がもらえる「佐賀県みやき町」!
第2位にランクインした「佐賀県みやき町」も「椎葉村」と同じく、昨年のランキングでは圏外だった自治体だ。
佐賀県の東部に位置する「みやき町」は、2005年に「中原町」「北茂安町」「三根町」のそれぞれの合併により生まれた町。「脊振山(せふりやま)」を水源とする「寒水川(かんすいがわ)」や「切通川(きりとおしがわ)」などが流れており、米作りに適している環境のため、町内には田園が広がっている。
そんな「みやき町」に1万円の寄付をすると「【7・8月限定!】九州産豚肉 もも肉小間切れ4.2kg」がもらえる。こちらも「ふるさとチョイス」限定の特典になっているものの、複数のブランド豚を抱える九州のおいしい豚肉を4.2kgも入手できるというのだから驚きだ。また、第1位の「椎葉村」の特典は“抽選”のため、実質的には「みやき町」が第1位と言えるだろう。
ただし、「みやき町」の特典にも注意点がある。それは、同特典の申し込める時期が7月と8月に限られていること。応募が殺到した場合は、早めに受付を締め切ってしまうことも想定されるので、同特典が欲しいなら、今すぐ申し込むのがおすすめだ。
また、こちらも期間限定の特典となるが、「みやき町」では、1万円の寄付でもらえる「豪快特盛り!九州産豚4kg切り落し」を用意している。もし、これらの特典の受付が締め切られてしまったとしても、今後も期間限定のお得な特典が追加される可能性があるため、こまめに「みやき町」のWebサイトなどをチェックしてみるといいだろう。
ちなみに、「みやき町」は、「米の食味ランキング」で最高位の「特A」ランクを6年連続で獲得している「さがびより」のほか、全国的にも名高いブランド牛である「佐賀牛」など、量と質を兼ね備えた特典を用意している。気になる特典が見つかったら、豚肉とセットで申し込んでみてはいかがだろうか。
【同率3位】1万円の寄付で豚肉4kg!
適度に脂が乗っているため、料理に使いやすい
「九州産豚肉切り落とし」がもらえる「福岡県上毛町」!
2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」第3位には、「1万円の寄付で豚肉4kg」の特典を用意している8自治体が並んだため、今回は、その中からおすすめの自治体を3つご紹介しよう。最初に紹介するのは、「福岡県上毛町(こうげまち)」だ。
福岡県の最東端にある「上毛町」は、東西に「佐井川」と「山国川」が流れている、のどかな町。特に農業が活発で、平野になっている町の北部には田園地帯が広がっている。
そんな「上毛町」に1万円の寄付をすると「特盛り九州産豚切り落し4kg」がもらえる。
広い土地と質の高い水を有する九州で育った豚の肉質は、舌触りが良く、適度な脂が乗っているため、どんな料理にも合わせやすいそうだ。また、「上毛町」が用意している「特盛り九州産豚切落し4kg」は、500gずつ小分けになっているため、料理の際に使いやすいのも嬉しい。
このほかにも、「上毛町」は、1万円の寄付で「A4以上!九州産黒毛和牛切落し1kg(豊後牛・頂)」がもらえる特典などが用意されている。豚肉だけではなく、高級和牛をお得に手に入れたい人にもおすすめの自治体なので、ぜひチェックしてみてほしい。
【同率3位】2万円の寄付で豚肉8kg!(=1万円あたり4kg)
大ボリュームなので、大家族でも満足できる
「鹿児島県産豚肉」がもらえる「鹿児島県肝付町」!
続いて紹介する同率3位の自治体は、2017年の「ふるさと納税ランキング~牛肉編~」で第2位にランクインした「鹿児島県肝付町(きもつきちょう)」だ。
鹿児島県最南端の大隈半島に属し、「内之浦宇宙空間観測所」というロケット打ち上げ施設がある「肝付町」は、日本有数の畜産地として知られている。さらに、漁業も盛んで、伊勢エビの漁獲高は県内トップクラスだ。
そんな「肝付町」に2万円の寄付をすると「メガ盛り!鹿児島県産豚モモ・豚ウデスライス16パックセット8kg」がもらえる。
鹿児島県の雄大な自然の中で育った豚は、程よい甘みを感じられる肉質になっているのだとか。また、この特典は、モモ肉とウデ肉のセットなのでさまざまな料理に使えるうえに、それぞれ4kgずつと大ボリュームなので、特にファミリーにおすすめだ。
また、「肝付町」は、前述したように漁業が盛んなので、「ふるさと納税」の特典ラインナップも海産物が多い。3万円の寄付でもらえる「冷凍イセエビぶつ切り1.4kg」や1万円の寄付でもらえる「鹿児島県産うなぎ蒲焼(約150g×2)と黒豚(モモスライス500g)セット」など、海産物の特典もおすすめだ。
【同率3位】1万円の寄付で豚肉4kg!
日本一の清流の水を飲んで育った
「中札内産豚肉」がもらえる「北海道中札内村」!
最後に紹介する同率3位の自治体は、2016年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」ではランキング圏外だった「北海道中札内村(なかさつないむら)」。
「中札内村」の人口は約4000人だが、村としては北海道内で最も人口が多い。村名の由来にもなっている「札内川」は、日高山脈を水源とする一級河川で、過去に8度も「清流日本一」に選ばれた実績があるなど、名実ともに村の象徴となっている。
そんな「中札内村」に1万円の寄付をすると「中札内産豚肉メガ盛り4kgセット(モモカタ切り落とし3.5kg+ミンチ500g)」がもらえる。
「中札内産豚」は、コクがありながらもあっさりとした脂身が特徴の豚。札内川の澄んだ水で育ったおかげで、豚肉にありがちな臭みが抑えられているそうだ。また、モモカタ切り落とし3.5kgは、500gずつの小分けになっているので、保存しやすく、使い勝手が良いのも嬉しいポイントだ。
しかし残念ながら、現在この特典は品切れとなっている。ただし、「中札内村」には、1万円の寄付でもらえる「中札内産豚ロースがっつり2.5kgセット」など、今からでも申し込み可能な豚肉の特典はまだまだ多数残っているので、そちらも検討するといいだろう。
改めて、今回紹介した自治体をまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2017年度 「ふるさと納税」で「豚肉」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2017年8月1日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 宮城県椎葉村 | |||
・1万円⇒椎葉放牧豚日本一セット(合計4.6kg+α) 【抽選制・ふるさとチョイス限定】 (当選した場合→ロース400g、バラスライス200g、小間切れ4kg、 お楽しみ加工品) (落選した場合→ロース400g、バラスライス200g、 粗挽きウィンナー200g、小間切れ200g) ・1万円⇒椎葉放牧豚味くらべセット1.2kg (黒豚ロース200g、黒豚バラ100g、白豚ロース400g、白豚バラ400g) |
ほか、1万円で「しいば特産品Aセット」(エノハの甘露煮、スライス椎茸、味付味噌、佃煮、椎茸と山椒の佃煮ほか)などがある | |||
【寄付金の使い道】福祉、少子高齢化対策に関する事業/産業の振興に関する事業/教育、スポーツ活動の充実に関する事業/自然環境保全、景観の維持に関する事業/歴史、文化の保存に関する事業/その他 | ||||
2位 | 佐賀県みやき町 | |||
・1万円⇒九州産豚肉細切れ4.2kg 【7・8月限定】【ふるさとチョイス限定】 (細切れ1.05kg×4パック) ・1万円⇒九州産豚切落し4kg 【期間限定】【ふるさとチョイス限定】 (モモウデ切落し500g×8パック) ・1万円⇒九州産豚ミンチ3.6kg 【期間限定】【ふるさとチョイス限定】 (ミンチ細挽き900g×2パック、ミンチ粗挽き900g×2パック) |
ほか、1万円で「佐賀県産黒毛和牛1.1kg」(切り落とし500g×1パック、切り落とし600g×1パック)などがある | |||
【寄付金の使い道】みやき町名誉町民であり、リコー三愛グループ創業者である市村清先生を顕彰する事業/統合医療を核にしたまちづくり推進に関する事業/薬科大学誘致及び学校施設整備に関する事業など | ||||
3位 | 福岡県上毛町 | |||
・1万円⇒【大平樂】特盛り九州産豚切落し4kg (切落し500g×8) ・1万円⇒叶え屋特選!九州産豚ロースしゃぶしゃぶ 2kg (ロースしゃぶしゃぶ用500g×4パック) |
ほか、1万円で「【世界の中津侍からあげ聖林】オリーブオイル使用の超高級からあげ(1kg)」などがある | |||
【寄付金の使い道】活力あるまちづくり事業/魅力あるひとづくり事業/輝くものづくり事業/町長に一任 | ||||
3位 | 鹿児島県肝付町 | |||
・2万円⇒メガ盛り!鹿児島県産豚モモ・豚ウデスライス16パックセット8kg (モモ500g×8パック、ウデ500g×8パック) ・2万円⇒特盛!鹿児島県産豚ローススライス10パックセット5kg (ローススライス500g×10パック) ・1万円⇒鹿児島県産豚バラ、モモ、ウデ゙しゃぶしゃぶセット2kg (バラ500g×2パック、モモ500g×1パック、ウデ500g×1パック) ・1万円⇒黒豚特盛ふるさとセット2kg (肩ロース500g、バラ500g、モモスライス500g×2パック) |
ほか、1万円で「鹿児島県大隅産特大うなぎ2尾(無頭)」(うなぎ200g×2パック、蒲焼のたれ2袋)などがある | |||
【寄付金の使い道】ふるさとの自然・歴史・文化を守り育てる事業/地域の産業を守り育てる事業/みんなで築く安心・安全なまちづくり事業 | ||||
3位 | 北海道中札内村 | |||
・1万円⇒中札内産豚肉メガ盛り4kg (モモ肩切り落とし500g×7パック、ミンチ500g) ・1万円⇒中札内産豚ロースがっつり2.5kg (スライス500g×5パック) ・1万円⇒十勝野ポーク味付け肉セット1.3kg (バラねぎ塩だれ400g、ロースみそ漬け400g、豚ジンギスカン500g) ・1万円⇒十勝野ポークスライスセットA 1kg (ローススライス300g、肩ローススライス300g、バラスライス400g) |
ほか、1万円で「田舎どりセット(冷凍)A」(若どり骨付きバーベキュー2袋、若どりの山賊焼き2袋、チキンステーキ1袋、こにく味付1袋、鍋用たたき1袋)などがある | |||
【寄付金の使い道】地域づくり、人材育成のために(ふるさと活性化基金)/観光振興のために/保健・福祉・医療、子育て支援のために(福祉基金)/教育や文化・芸術の振興のために(文化振興基金)など | ||||
■以降のランキングはこちら!⇒お得な『ふるさと納税』ランキング~豚肉編~特産品でもらえる『豚肉』で得する自治体は? |
今回紹介した5自治体のうち4自治体は、昨年のランキングでは圏外だった自治体だ。必ずしも、「昨年お得だった自治体=今年もお得」というわけではないので、ぜひ、上位約40自治体をまとめた「お得な『ふるさと納税』ランキング~豚肉編~特産品でもらえる『豚肉』で得する自治体は?」もチェックして、今年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1700以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認のうえ、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」で第1位に輝いた
宮崎県椎葉村の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
2017年の「ふるさと納税ランキング~豚肉編~」では、8人に1人が当たる“抽選”という条件が付いているものの、1万円の寄付で「豚肉4.6kg+お楽しみ加工品」がもらえる「宮崎県椎葉村(しいばそん)」が第1位という結果に。そこで今回は、「椎葉村」のふるさと納税担当者・椎葉さんにお話を伺った。
「今まで『椎葉村』では、『ふるさとチョイス』でしか寄付を受け付けていなかったのですが、今年からは、新たに『楽天市場』でも寄付の受け付けを開始しました。その影響もあって、7月までに、当初の想定よりも多い1230万5001円の寄付金をいただいております。また、今回の『ふるさと納税ランキング~豚肉編~』で第1位をいただいた『椎葉放牧豚』を返礼品として選ばれている方が多く、そちらも寄付金額を伸ばしている大きな要因だと思います」
「楽天市場」から寄付すると、買い物したときと同じように、最低でも1%分のポイントが貯まる。ただでさえお得な「ふるさと納税」だが、「楽天市場」から自治体に寄付すれば、さらに節税できるため、節約上手な人からの寄付が集まったのだろう。
(※関連記事はこちら!⇒楽天ポイントがお得に貯まる「3つの習慣」を伝授!楽天市場での買い物で常にポイント還元率を8%超にキープしておくための基本的で簡単な方法を大公開!)
もちろん、「椎葉村」の特典が魅力的なのも寄付が集まった要因の一つ。特に、「椎葉放牧豚」の特典が人気とのことだが、今回のランキングで第1位に輝いた「椎葉放牧豚日本一セット(合計4.6kg+加工品)」は、どのような経緯で提供を始めたのだろうか。
「『椎葉村』で豚の放牧を行なっている唯一の畜産農家さんが、『椎葉放牧豚』の存在を広めたいという考えをお持ちでしたので、『ふるさと納税』の返礼品に採用することを決めました。4.6kgもの豚肉をお送りできるのは、抽選に当選された方だけになってしまうものの、このような破格のボリュームの特典を用意できたのは、『村のPRや納税につながるのであれば』という思いがあったからこそです」
「ふるさと納税」をキッカケに「椎葉放牧豚」の存在を知ってもらえれば、ネット通販で購入するなどのリピーターも出てくるはずなので、事業者にとってもメリットは大きい。味などの実力はあるものの、知名度が伴っていない特産品を知ってもらうためには、「ふるさと納税」は非常に有効的だろう。
続いて、「椎葉村」に寄付した人からは、どのような反響があったのか伺った。
「寄付者の方々からは、『ふるさと納税を通して椎葉村のことを知った』というお声を数多くいただいております。その中でも、『椎葉村に観光しに行きたい』というような方が多いのは非常に嬉しいですね。結果的に、『ふるさと納税』が観光面でのPRにもつながっているので、今後とも力を入れていきたいと思っております」
「椎葉村」の場合は、「日本三大秘境」の一つに数えられるほど風光明媚な地域なので、一度その存在を知ってもらえれば、観光に来てもらえる可能性は高くなるはずだ。やはり、「ふるさと納税」は、自治体のことや特産品のことをPRするには最適な制度だと言えるだろう。
「今後も『椎葉放牧豚』の農家さんなどのお力を借りながら、村の総力を挙げて『ふるさと納税』に取り組んでいきたいと考えております。寄付金を集めることだけを目的にするのではなく、観光面でのPRや『椎葉村』の特産品を日本中に広めていけるようなアクションも起こしていきたいと思います」
「椎葉村」のように、「ふるさと納税」を活用して、自慢の特産品を全国の人に知ってもらおうと考える自治体は数多くある。今回のランキングを参考にして、コストパフォーマンスの優れた自治体に何度も寄付するのもおすすめだが、さまざまな自治体に寄付して、全国各地のブランド豚をお得に食べ比べてみるのもいいだろう。
(取材・文/小林倫太郎[A4studio])
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【2024年5月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEXを |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆三井住友カード(NL) |
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iD | |
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1.875% (※1) |
4万9500円 | AMEX | - | |
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【関連記事】 ◆「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム編) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
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AMEX | Suica | |
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5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! (※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料) |
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