“データ×AI”活用の早道は「失敗から学ぶ」こと
早くスタートした企業が、競争優位を生む

トレジャーデータとDataRobot による特別対談

AI活用が当たり前になっている近未来に
顧客を最短距離で導く

──DataRobotでは、AI活用に取り組む企業向けに、プロジェクト支援サービスの提供を始めましたね。

シバタ 芳川さんは先ほど、データプラットフォームを提供するだけでなく、データ活用を成功させるための精製プロセスも支援するとおっしゃいましたが、全く同じ考え方で当社が始めたのが、「AIサクセスプログラム」です。AIツールを提供するだけでなく、当社が蓄積したノウハウに基づいてお客さまのAI活用を支援するサービスとして、2019年8月からスタートしました。

 例えば、お客さまのAI活用状況に応じて、プロジェクト単位で実証実験から導入までを支援したり、お客さまの社内にAI推進チームを組織して横展開を図ったり、トップダウンで全社的にAI導入を推進したりといったメニューを用意しています。

 また、2018年から業界ごとに担当チームを組織して活動しています。これにより、それぞれのチームが業界特有の知見やノウハウを蓄積しています。すでに各業界において、“鉄板”といえるようなユースケースが集まってきました。最近は一般消費財に関するデータ活用やマーケティングの最適化なども支援しており、そこでもお客さまとのベストプラクティスの共有に力を入れています。

──DataRobotとトレジャーデータのツール連携も進んでいるようですが、両社の連携は顧客にどのような価値をもたらすのでしょうか。

シバタ 2018年から、DataRobotとクラウド型カスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data CDP」を連携させ、データプラットフォームに蓄積されたさまざまなデータをDataRobotが即時に学習することが可能になりました。これにより、試行錯誤のプロセスを圧倒的に高速化することができます。

芳川 AI活用の取り組みでは、学習に使うデータを集めて整理・加工し、さまざまな分析モデルを作って試すといった煩雑な作業が発生します。それらの作業を極力削減してプロセスを圧縮し、お客さまが本来やるべき“価値創出のための試行錯誤”に集中できるようにすることが、両社の連携の核心だと考えています。AIやビッグデータ解析が当たり前になっている近未来に、お客さまが最短で到達できるようにするための連携だと言ってもいいかもしれません。

シバタ 今後も連携をより深めることで、お客さまが成功に到達するまでの時間をもっと短くしていきたいと思っています。

──本日はありがとうございました。

●問い合わせ先
DataRobot Japan
www.datarobot.com/jp
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