データを利用して価値を創造する人材を育成

2022年に開校150周年を迎える立正大学は、来春新学部としてデータサイエンス学部を開設する(認可申請中)。新学部の狙いは、データを利用して価値創造ができる人材の育成にある。シリーズ第2回目は、データサイエンス学部の学部長就任予定の北村行伸教授に意気込みを聞いた。

 立正大学のデータサイエンス学部が育成するのは、ビッグデータを実務に応用できる知識やノウハウを身に付けた人材だ。先鋭的なデータサイエンス・AI専門のプロフェッショナルというよりは、データの時代を支えていく幅広い中間層の人材輩出を目指す。

「もはや経済学でもデータを使った実証分析が当たり前で、政策立案の意思決定にも統計のエビデンスが求められる時代です。必要とされるのは、ハードウエアの専門家ばかりでなく、データを利用して価値創造ができる、人文社会系の発想力を持った人材です」

データを利用して価値を創造する人材を育成立正大学
データサイエンス学部
北村行伸学部長(就任予定)
1956年京都府生まれ。慶應義塾大学卒業。オックスフォード大学大学院修了(D.Phil.in Economics)。
オックスフォード大学研究助手、慶應義塾大学大学院客員助教授、一橋大学経済研究所教授・所長等を経て、2020年4月より立正大学経済学部教授。一橋大学名誉教授、総務省統計委員会委員長、日本学術会議第1部会員、日本銀行金融研究所研究員、財務省財務総合政策研究所特別研究官などを兼務。

 そう語るのは、総務省統計委員会の委員長も務める、データサイエンス学部の学部長に就任する北村行伸(ゆきのぶ)(現・経済学部経済学科)教授だ。

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