新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日々の働き方や暮らしに大きな影響が出た今年、いつもとは違ったストレスを感じていた人は多いのではないだろうか。

 そうしたストレスのレベルは、地域によっても傾向に差があるようだ。都道府県ごとのストレス度合いが低い人と高い人の含有率を基にした「ストレスオフ都道府県ランキング2020」からその特徴を見てみよう。今回は、先日配信した「『ストレスが少ない』都道府県ランキング2020・男性編!【47都道府県・完全版】」に続いて、女性編のランキングをお届けする。

 本調査は、一般社団法人ストレスオフ・アライアンスとCHILL OUT(合同会社エンディアン)が実施したもの。全国の男女10万人(男女各5万人、20~69歳)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2020』を行い、今回はその中で、全国の女性約5万人のデータから「女性」のストレスオフ都道府県ランキングを作成した。

 それでは、実際に「ストレスオフ都道府県ランキング2020【女性版】」を見ていこう。

※集計期間は2020年7月21日~27日。各都道府県500サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエート修正を行った。
厚生労働省実施の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して点数化し、77点以上を高ストレス群、39点以下を低ストレス群と定義。調査データを基にストレス分析を行い、各都道府県における高ストレス者(77点以上)と低ストレス者(39点以下)の含有率と全国平均を算出。全国平均を100としたときの各都道府県のそれぞれの含有率を指数化。低ストレス者の指数から高ストレス者の指数を引いてストレスオフ指数を算出し、数値が高いほどストレスオフ都道府県とした。

女性の「ストレスオフ都道府県ランキング」
1位は2年連続で鳥取県、2位は滋賀県

「ストレスオフ都道府県ランキング2020【女性版】」1位は、鳥取県となった。昨年に続いて、2年連続で1位となった。2位には滋賀県、3位には、男性版ランキングで2位の山口県が続いた。

 低ストレス者(39点以下)の割合から高ストレス者(77点以上)の割合を引いた「ストレスオフ指数」は、1位に輝いた鳥取県では56.2。男性版1位の青森県の指数(32.6)と比較しても約1.7倍と非常に高い。ストレスオフ指数が50を超えているのは、女性版1位の鳥取県と2位の滋賀県(52.2)の2県のみだった。