世界の市場を24時間監視しルール通りに売買するシステム運用

「ダブル・ブレイン」の運用を担うのは、ファンドマネジャーではなくシステムだ。システム運用には大きく三つの特徴がある。

① 最先端のシステムが24時間休まず、世界500以上の市場への投資判断を行う。同時に多数の取引が可能で、人が持つ過信や恐怖心といった感情や曖昧さがなく、ルールに基づいた運用をする。
② AIや機械学習といった次世代テクノロジーを活用して相対的に精度の高い投資判断、最良の売買執行を目指す。 
③「リスクコントロール戦略」と「トレンド戦略」の二つの異なる戦略が、相互に補完し合うことで、様々な金融経済局面で安定的なパフォーマンスを目指すことが可能となる。
 
「ダブル・ブレイン」のメインエンジンは、資産の85%を運用する「ブレイン A」の「リスクコントロール戦略」だ。

「この戦略は、 (A)株式、(B)債券(国債)、(C)クレジット(社債、信用リスクを取ることでより高いリターンを得ようとする投資)、(D)インフレ対応資産としてのコモディティ(商品)とインフレ連動債という各セクターに、おおよそ4分の1ずつリスクを配分することにより、さまざまな金融経済局面に対応していこうというコンセプトに基づき世界約50市場に分散投資しています。さらに、ポートフォリオ全体として目標のリスクが10%になるように毎日コントロールしています」(大石部長)

「リスクコントロール戦略」には下落相場に対処する自動ブレーキが二つ付いている。「一つが株式と債券の値動きの相関を市場が開いている限り24時間、10分ごとに確認するシステムで、同時下落の予兆を感知すると、ポートフォリオ全体を最大50%圧縮(売却して投資金額を削減)して、下落時の損失を抑制します」(大石部長)

 その効果の例を見てみよう。2018年1月上旬に株式と債券の値動きに異常を感知したため、投資金額を圧縮。下旬になって株式市場が急変し、債券市場も同時に下落したが、損失を最小にとどめることができた。これを緊急事態に対応する急ブレーキとすると、二つ目は市場の状況に応じてかけるポンピングブレーキにあたる。

世界株式: MSCI All Country World Index(配当込み、米ドルベース)、世界債券:FTSE世界国債インデックス(米ドルベース)、詳細は「当資料で使用した市場指数について」をご参照ください。
(出所)マン・グループの情報等により野村アセットマネジメント作成
詳細は「各戦略のパフォーマンス等について」をご参照ください。上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。また、ファンドの運用実績ではありません。 ファンドの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。世界株式: MSCI All Country World Index(配当込み、米ドルベース)、世界債券:FTSE世界国債インデックス(米ドルベース)、詳細は「当資料で使用した市場指数について」をご参照ください。 
(出所)マン・グループの情報等により野村アセットマネジメント作成 詳細は「各戦略のパフォーマンス等について」をご参照ください。上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。また、ファンドの運用実績ではありません。 ファンドの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
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「各資産の値動きを分析し、価格が下落傾向に入ったと判断したときは、適切にブレーキをかけて(投資金額を調整して)いきます」(大石部長)。18年の世界の株式と債券の同時下落局面では、2つの自動ブレーキ「あり」と「なし」とでは、約4.2%のパフォーマンスの差が出た。

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下落マーケットで収益を上げる戦略も組み込まれている >

●当ファンドの投資リスク・費用は投資信託説明書(交付目論見書)を必ずご確認ください。
「ダブル・ブレイン」(PDF)
「ダブル・ブレイン(マイルド)」「ダブル・ブレイン(ブル)」(PDF)

●各戦略のパフォーマンス等について
リスクコントロール戦略:1996年4月~2014年12月はシミュレーションデータ、2015年1月以降は当戦略の代表ファンドである「Man Funds VI PLC-Man AHL TargetRisk」の実績(関連費用控除後)です。米ドルベース。シミュレーションデータは当戦略の考え方に基づき、月次で算出した各投資対象の投資配分と月間リターン(先物指数等のリターン)を基に代表ファンドと同様の関連費用を控除し、マン・グループが算出しております。シミュレーションデータは、当戦略の実際のパフォーマンスを示すものではなく、将来の運用成績を示唆するものではありません。
トレンド戦略:当戦略の代表ファンドである「Man Funds VIII ICAV-Man AHL Diversified」(1996年4月~2007年12月)と「Man AHL DiversifiedPCC Limited」(2008年1月以降)の実績(関連費用控除後)です。米ドルベース。

●ダブル・ブレイン(試算)について
上記の「リスクコントロール戦略」と「トレンド戦略」のリターンに関連費用を差し戻し、それぞれの戦略の費用控除前リターンをマン・グループが算出。各戦略の費用控除前の月間リターンをリスク配分比率がおおよそ80:20となるように各戦略の投資比率を調整し、算出した合成リターンから、ファンドが投資する外国投資証券の信託報酬率(年1.1%)を控除して算出しております。なお、実際の運用においては投資比率が変更される場合があります。実在するポートフォリオの資産配分比率の推移でも、リターンの推移でもありません。過去の売買実行可能性および売買手数料、税金等の費用は考慮していません。ファンドの運用においては、売買コストや信託報酬、運用資産の規模、設定解約に伴う資金流出入などによる影響が生じます。そのため、ファンドの運用成果を示唆するものではありません。これらは過去の算出結果および試算結果であり、将来を約束するものではありません。

●当資料で使用した市場指数について
・FTSE世界国債インデックスは、FTSE Fixed Income LLCにより運営されている債券インデックスです。同指数はFTSE Fixed Income LLCの知的財産であり、指数に関するすべての権利はFTSE Fixed Income LLCが有しています。
・MSCI All Country World IndexはMSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。また、MSCIは同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。

商号:野村アセットマネジメント株式会社 
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第373号
加入協会 一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会/一般社団法人第二種金融商品取引業協会