エン人材教育財団では、若手が鍛えられ成長できる企業を選出する“CSA賞~20代に薦めたい「次世代型人材」創出企業~”を開催している。選定基準は「人財輩出性」「本業主観正義性」「収益性」の三つ。同賞創設の狙いと、第2回目の受賞企業3社を紹介する。
2022年2月22日に行われた、第2回「CSA賞」〜20代に薦めたい“次世代型人材”創出企業~ 授賞式にて
※写真撮影の時のみマスクを一時はずして撮影しております。
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エン人材教育財団が開催するCSA賞とは、本業での主観正義性の発揮と収益性の両立を基本とし、若手を鍛えて成長させる環境を整えている先進的な企業を表彰するものだ。
CSAとは、「Career」「Select」「Ability」を掛け合わせた、キャリアセレクタビリティという造語の略称で、日本語で表すと「キャリア自己選択力」となる。
CSA賞は、そのような力を持った人材を20代から意図的に育成する企業を選定して表彰する賞である。
若手が育たない企業に
明日はない
同賞創設の理由を、エン人材教育財団の越智通勝理事長はこう説明する。
「今、日本は少子高齢化による人口減社会に突入し、経済は右肩下がりになっています。さらに今回のコロナ禍やDX時代の到来で、企業を取り巻く環境はますます厳しくなっています。この窮地を脱するには、新しい発想を持つ若手人材の育成が不可欠です。しかし、昨今は労働時間の削減ばかりが注目され、企業の中に“若手を鍛える”という姿勢が失われていると感じます。今のままでは若手人材は育ちません。彼らが力を最大限に発揮し、活躍できるように育てることが大切です。私たちはこのCSA賞を通して、そのことを発信し、未来を担う若い人材を共に育てていきたいと考えているのです」