企業価値を向上させるために、経営の視座を持ったCFOと経営管理基盤の果たす役割とは?

企業価値を向上させるために必要なものは何か。CFO(最高財務責任者)は経理・財務にとどまらず、経営目線の舵取りが求められる。そして、CFOを中心とした経営管理の高度化を実現するためには、新たな経営管理基盤の導入が欠かせない。2022年12月に開催されたWEBイベント「企業価値を向上させる! グローバル経営管理の最前線——今、求められる経営管理基盤とは」では、企業価値向上のためのCFOの役割と、経営管理基盤の最新事情について議論が交わされた。

資本市場と事業市場のつなぎ役。CFOは今こそ「武器を携えよ」

 まずイベントの基調講演に登壇したのは、元・三菱重工業株式会社代表取締役副社長執行役員CFOで、現在は国立研究開発法人日本原子力研究開発機構で理事長を務める小口正範氏だ。

 世界時価総額ランキングで低迷に喘ぐ日本企業。その現況を「第二の敗戦」と評する小口氏は、低迷の要因に「新陳代謝の難しさ」「経営技術の未熟さ」「経営人材の不足」を挙げた。

三菱重工時代の経験を踏まえ、小口氏が基調講演で語ったCFOの資質について次ページで紹介する。
TOP