米労働需要についに減速の兆しが表れている。政府統計は労働市場の過熱を示しているが、民間セクターの求人件数データには鈍化が見られる。  求人サイト運営大手ジップリクルーターとリクルートホールディングスのデータによると、両社のサイトに掲載された昨年終盤の求人広告数の減少幅は、米労働省が発表した同期間の求人件数の減少幅よりも大きかった。両社のリポートによると、求人件数は今年に入ってさらに減少している。今週発表される労働省の雇用動態調査(JOLTS)でも求人件数が減少し、今年の雇用減速が明らかになる可能性がある。  両社の株価は、期待はずれの決算を受けて足元で下落している。